主人公の名は八十神太陽。両親はなく、祖父との二人暮らしで普通の暮らしをしていた。しかし、ただ一つ、人と違っているところがあった。それは、彼が代々受け継がれた技を用いた「退魔師」を生業とする家系だということだ。
そんなある日、一人の女の子と出会ってから、主人公の運命は急速に動き出すことになった。
遥か神話の時代、最初の神々は混沌とした世界を三つの世界に分け、秩序あるものにしようとしていた。そして、それぞれの世界に境界を創り、お互い干渉しないようにした。
もし幽世の門が開けば、世界の理は崩れ、すべての世界が原初の混沌に戻ってしまう。それを恐れた神々は、その門を守護する一族を定めた。
それが、「護りし者」の一族であり、一族を守護するのが「護封尊」である。
主人公の太陽は火の属性を持つ護封尊の一人。かつて、人間に恨みを持ち、幽世の門を開こうとして阻止された橘壬努を浄化するために五つに分けられた魂のかけらの一つを受け継ぐものである。