舞台は現代日本。夜に紛れて怨霊や妖怪が徘徊し、それを駆除するために暗躍する霊能力者の物語。
特殊な道具を使って様々な魔法を起こす霊能力者“霊狩人(たまかりうど)”の家系に生まれた主人公・「秋月冬馬」は、しっかりした義妹「かすみ」と甘えんぼうの実妹「那美」の兄妹三人で忙しない日々を送っていた。ある日、「鬼」という種の妖魔の除霊を依頼された冬馬たちは、いつものように月夜の狩りに出る。
そうして始まる激闘。対峙してはじめてわかる危険すぎる敵。冬馬とかすみが傷を負い、那美だけが家族を守るために妖魔に挑む。
逃げることも倒すことも叶わない中、那美を助けるために放ったかすみの起死回生の一撃は逆に那美の動きを止めてしまい、妖魔の剣は、無慈悲に那美の胸を貫いた―――。
|
秋月 かすみ(あきづき かすみ)
- ――兄の教育に余念のないクールビューティ
何に対しても興味なさそうにしており、
主人公に対して割と手厳しい発言をするために
冷たい印象を与えがちな義妹。
普段は真面目だが、キレると言動が○○っぽくなる。
身の丈に達する大刀、〈重鋏刀(かさねかたな)〉リッパーを
軽々と振り回す。
「なんでも手を貸してはダメ。どれだけ苦労して時間が掛かったとしても、それが達成できることなら、見守ってあげることも優しさだから」
「人を改造人間みたいに言わないでください」
「いざとなれば私が守ります。命だけは」
|
|
|
秋月 那美(あきづき なみ)
- ――楽観主義で甘えん坊の実妹
聞き分けがよく、人当たりの良い優等生。
外では比較的大人しいが、家族だけの場でははしゃぎ回ることも多々。
鞭にも槍にもなる魔法の糸〈支配者(すべるもの)〉シーカーを操る。
「わたしがいなくても世界は回る。学校も回るし家族だって止まることはない。 わたしの価値はいったいどれくらい広いんだろう?」
「みんな……ぜんぶ、わたしが守るんだ!」
「わたしはお兄ちゃんの味方だよ。もしお兄ちゃんがわたしを捨てても、わたしの気持ちは絶対に 変わらない」
|
|
|
九重 真散(ここのえ まちる)
- ――恥ずかしがり屋のおっちょこちょい娘。
主人公に好意を持っているのがすぐ顔に出て、
慌てて誤魔化そうとするが、持ち前のアガリ症で自爆する。
九重真咲という双子の姉がいる。
見た目にそぐわず、風を操る剣〈双炬剣(ふたごけん)〉
イノセンスはメンバー中最○の破壊力を誇る。
「わたしのすべては、お姉ちゃんと一緒ですから」
「風になりたい。すべてを吹き払う颶風でもなく、頬を撫でる優風でもなく、世界を駆ける疾風に 私はなりたい」
|
|
|
九重 真咲(ここのえ まさき)
- ――おちゃめな九重家のドン。
九重真散の双子の姉。
いつも穏やかに妹たちを見守っている、のほほんとしたお姉さん。
落ち着いた雰囲気でみんなをまとめる役だが、意外とノリが良く、おちゃめな一面も。
怒っているときは一言の毒を吐くだけで全員を蒼白にさせることもある。
水を自在に操る剣〈双炬剣(ふたごけん)〉ギルティを持つ。
「人間というのはそんなものよ。どうしても記憶や心の中から消せないものだから、 わざわざ写真を切って、捨てる」
「別にいいわよ、純愛でも○○でも。おいしく食べて責任とってくれるならね」
|
|
|
逢坂 藍(あいさか あい)
- ――童顔貧乳幼児体型。
気の○い我がまま娘であり、まずはなんでも試してみる行動派。
いつも主人公との痴話喧嘩のようなやりとりで遊んでいる。
しかし逆境に弱く、論理的な会話を求められるとオロオロしだす。
「他人に心の傷は治せない。だから私は、身体の傷だけでも治したい」
「お嬢さん……。お嬢さんですって?」
「あいタン言うなぁ!」
|
|
|
逢坂 紅(あいさか こう)
- 藍の兄。オカマ(ゲイじゃない(?))
外見が藍よりも大人の女性らしい上に、本人が女を演じているのでタチが悪い男。
たまに語る過去は謎に満ちていて妄想的。しかしなぜか実話に聞こえる。
ヒゲは一日三回剃っているらしい。
|
|
|
ツバメ
- 執拗にかすみを狙う、アマルガム使い。
言動の端々から何か目的があることが窺えるが、
変わり身のように人格が入れ替わるため、行動が読めない。
|
|
|
剣鬼
- 街に出没し、見境なく霊能者を襲う妖怪。
巨大な剣を持ち、この剣に斬られると霊力を奪い取られてしまうらしい。
|
|
|
秋月 冬馬(あきづき とうま)
- 主人公。
妖怪駆除専門の名家の長男であり、表面上は妹たちに仕事を押し付けているダメ兄貴。
しかし、ひとたび危険な妖怪が出現すれば那美やかすみに危険が
及ぶ前に駆除する、妹思いの天邪鬼。
那美を殺されてからは、周りのすべての大事な人たちを守れるように○くあろうとしている。
槍の形状をした〈古拙針槍(こせつしんそう)〉ディアボルグで、
中距離からパワーで押し切るタイプの攻撃が得意。
|
|