事故に遭い、気絶した主人公。目覚めた場所は美人四姉妹がひっそりと経営する「トワイライトホテル」だった。謎の多い人物達…不審なホテル…職業柄、興味をそそるネタの臭いを嗅ぎつけた主人公。彼は「秘湯」の記事そっちのけで、このホテルの調査を開始する……。
“ZyX”の○○サスペンスの名作が完全リニューアルで登場! ボイスの再収録、フルカラー化、シナリオ加筆修正、システム○化など、目覚ましい進化を遂げた本作。ホテルで繰り広げられる○○と肉欲の宴に溺れるか!? それともホテルの謎を解き明かすのか!? すべてはアナタ次第だ!。
俺の名は“佐藤勇一”。しがないフリールポライターだ。
……その日は、秘湯取材の帰りだった。車がスリップして、谷に滑り落ちたまでは覚えている。しかし、どうやってここへたどり着いたのか記憶にはない。確か……車のヘッドライトの先に、この館のの明かりが見えていた。俺がここにたどり着いたのは、単なる偶然なのか? ただ遥か昔から、俺を待っていたような感覚がわいてくる。不思議な感覚……。記憶の錯誤が俺を惑わせる。幻に浮かぶ彼女の名前も姿も、そしておそらくこの場所も、ずっと昔から俺は知っていたのだろう。熱にうなされた俺の記憶に、彼女の言葉が残った。――「私が呼んだの」。いつごろ聞いた言葉なのか……それとも幻想なのか。「ごめんなさい」……悲しそうに呟く彼女の姿が、ぼんやりと浮かんだ。そして俺の意識は闇に消えた――