主人公・阿久津 漣は、斬新なアイデアで世間の注目を集める人気作家である。しかし、ある日突然アイデアが何も浮かばなくなり、一行足りとも書けなくなってしまった。筆を置くことを決意し、自暴自爆になった主人公は、街でゆきずりの男を○してしまう。同性をねじ伏せ泣き叫ぶ様子に、欲望を放った主人公の頭に、新しいアイデアが泉のように湧き出てくるではないか。その夜、狂ったように筆を動かし、一つの小説を完成させる。そして、快感の余り射精してしまったのだ。作家として再び筆をとり始めたある日、出資者である周防家から海外に行っている間、息子を預かってほしいと頼まれた。断る理由も特になかったので、軽い気持ちで承諾したが…。預かる息子と顔を合わせた瞬間、主人公は自分の目を疑った。なんと、この前街で○した男だったのである。