IZUMOがタクティカルSLGとなって登場!
IZUMOシリーズの世界観を引き継ぎながら、RPGからタクティカルSLGへと大胆な変化を遂げました。まるで格闘アクションのようなコンボシステムといった、新たなゲーム性を実現しています。またストーリーも明治時代の横浜と、今までとは全く異なる展開を見せます。
○全く新しいコンボシステム
五行属性によるコンボシステムが好評を博したIZUMOシリーズですが、本作では更に爽快感を追及すべく、まるで格闘ゲームのような打撃によるコンボシステムを搭載します。例えば、一人目が敵をアッパー系の技で浮かし、二人目が突進技で吹き飛ばし、さらに壁に叩き付けるといったようなダイナミックな連続攻撃です。従来のSLGではなかったこのシステムにより、今までのIZUMO以上の戦術性と爽快感を実現します。
○3組の男女による恋模様
本作では主人公+ヒロイン達という一般的な美少女ゲームの構図を全く無視した、このジャンルでは異色とも言える3組の男女を主要キャラクタとして登場させています。主人公と呼べる存在はおらず、彼ら、彼女らがどのような物語を紡いでいくのかをプレイヤーが神の視点となって操作して行くことになります。
ストーリーは物語の根幹となるメインストーリーと、主人公達の間に成立する幾通りかの恋愛ドラマが絡み合う形で進行して行きます。無事エンディングを迎えたときに三組のカップルが誕生していることもあれば、そうでないときもあるでしょう。また、カップルの組み合わせも一通りだけとは限りません。
時は明治12年。舞台は国際都市、横浜。文明化著しいこの時代に、異世界からやって来てこの世を跳梁するという悪霊を退治し、調伏するための組織が密かに作られようとしていました。桐谷五郎という名の男の指揮によって作られたその組織は、『警視庁特別班』、またの名を『内務省直属悪霊対策班』。
祖母の遺言で人を探すために横浜に降り立った永峰和人。海軍エリートの道を歩みながら、命令により転任させられた沢木宗一郎。武者修行の旅で東京に現れた山田虎之助。幼い頃に別れた兄を慕って追ってきた永峰陽子。婿捜しのために上京してきた上杉美園。顔も知らぬ父を捜すために琉球を飛び出した玉城萌夕。
様々な道を経てこの組織にやって来た6名の男女。彼らは自らを鍛えながら、悪霊による数々の事件を解決して行くことになります。
やがて徐々に姿を現してくる敵の姿。幕末の動乱から始まった因縁の数々、そしてそれに異世界の影が絡み合い、物語は大きな奔流となって行きます。
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永峰 陽子(ながみね ようこ)
- 永峰和人の実の妹で、両親が死んだときに兄と別れ、神戸の叔父夫婦に預けられました。横浜と並ぶ国際都市で育ったせいか、西洋文化に関する知識も深い。新しい物好きで買い物が趣味。料理も得意です。
叔母が弓道をやっており、彼女も幼い頃から弓を手にとって指導を受けていたため、その力はかなりのものです。また、霊感も強く方術の才能もあるようです。
いつか兄と再会することを夢見ていましたが、祖母の死と兄の上京を知り、叔父夫婦の反対を押し切って横浜へと旅立ちます。
女性陣の中では最年少ですが、実は一番自立心が強く、しっかり者です。
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上杉 美園(うえすぎ みその)
- 薙刀と柔術を中心とした古武術を伝える、仙台に住む名門のお嬢様。父親が幕末の動乱で受けた傷が元で亡くなり、男子がいなかったため、宗家の血を絶やさぬよう婿探しに上京します。
家柄や出自に強い誇りを持っていて、古風な性格。実はお茶やお花も得意。柔術の一環として整体術の心得もあります。唯一苦手なのが料理で、陽子に指南を受けるもまったく上達せず、嫁の貰い手がないのではと悩んでいます。
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玉城 萌夕(たまき もゆ)
- 琉球(現在の沖縄)からやってきた、小柄な元気娘。ショートヘアで一見男の子のようですが、実は意外とプロポーションは豊かです。両親が漁に出たまま海難事故で帰らぬ人となり、祖父の手で育てられました。
祖父はベストキッドばりの唐手の達人で、子供の頃から仕込まれました。ある日、父親が実は生きていて横浜にいるということを知り、一目会うために本土へと旅立ちます。横浜に行くはずがなぜか仙台まで来てしまい(横浜って寒いなあ〜)、そこで美園と出会って、改めて一緒に横浜へ向かうことになります。
女性陣では一番のナイスバディ。
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沢木 宗一郎(さわき そういちろう)
- 海軍学校から転任してきた若きエリート海兵。軍隊仕込みのサーベル術を得意とする、横浜出身の地元っ子です。町人の生まれのためか、侍を嫌い、剣術家をライバル視しています。
狭い日本を出て見識を広げたかったのですが、両親の商売が時代の変化についていけず傾いたため、安く勉強できる海軍に入隊しました。
おしゃれで遊びなれているように見えますが、実のところ女性と付き合ったことはほとんどないようです。実はウブで真面目な正義漢。
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山田 虎之助(やまだ とらのすけ)
- 山奥で育った、小柄で元気な少年。上杉美園とは同郷です。そこそこ裕福な農家のまれですが、飲んだくれの父親と仲が悪く、家を飛び出しては農作物を盗んだり、荒くれ者と喧嘩して金品を巻き上げたりしていましたが、美園の父に打ち据えられ、心を入れ替えて槍の修行に励むことになります。
しかし、何度目かの父親との大げんかをきっかけに村を飛び出し、もっと強い奴と出会うために武者修行の旅に出ます。東京でつまらない喧嘩に巻き込まれて大暴れし、たまたま通りがかった桐谷五郎に打ち据えられて、そのまま押しかけの弟子になります。
素直で子供っぽく純真。悪ぶっていますが底が浅くてだまされやすい性格。
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永峰 和人(ながみね かずと)
- 町医者を営む両親と共に京都で暮らしていましたが、幕末の動乱で両親を失い、田舎の祖母に引き取られました。その祖母も先日亡くなり、「桐谷五郎を頼りなさい」という遺言に従って横浜を訪れます。
性格はおっとりしており、何かというと「うちのおばあちゃんが言うには」と引き合いに出すので頼りなく見えますが、いざとなると仲間を守るために勇気を振り絞ることが出来ます。剣術の才能はあるものの、優しい性格が災いして普段は力を出し切れていないようです。
物語は、彼が横浜に降り立ったところから始まることになります。
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