21世紀の中頃、人類に訪れた突然の終末・・・・・・。
天空に輝く小さな太陽より発せられた光が、地上の全てを焼き尽くし、数十億年続いた生物進化の歴史に終止符を打った。
―――しかし、その光をもってしても、人類は死滅してはいなかった。地下に作られた、巨大なシェルター。人類という種を未来へ残すための人類保管プラント。何千年先になるかしれない、地上の復活を夢見て、黄昏の時を進む箱船。そこでは、人権よりも生物としての保管が優先される管理された世界があった。そんな地下の閉鎖空間で、新たなる人類を生み出そうと進められたプロジェクト。その名を
「Artificial Genetic Girl Project」通称AGGP。
免疫力、生殖能力、生体維持能力を○化した人類の遺伝子サンプルを作り出す為の人工生命体(ホムンクルス)の研究を主目的とする研究機関。
あなたは、その研究機関の一員となり、ホムンクルスや一般人を研究材料として、人類の未来の為に、私欲的な研究に没頭するのであった。
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青柳 鈴(あおやぎ りん)
- 主人公の妹。体が弱く、激しい運動や長時間の労働が出来ない。
主人公の研究が、自分の身体を治す為に始められた事を知っており、研究熱心で優しい兄を誰よりも慕っている。性格は、明るく、おしとやか。常に兄を慕っている。自分が兄の負担になっているのではないかという、引け目を感じている。
年齢20歳、女、一人称:鈴(りん)
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椿 七恵(つばき ななえ)
- 主人公の研究助手をしているAGGP機関の研究員。
AGGの開発時に、画期的な遺伝子構造図を発見し、フリージアの生体維持機能を驚異的に向上させた経歴を持つ。性格は、まじめで一生懸命。人道的な考えを持ってAGGに接するので、主人公とよく口論になる。
年齢23歳、女、一人称:私(わたし)
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AGG-Δ4(デルタフォウ) 通称:フリージアFreesia
- AGGには、伝統的に花の名前がつけられる。
AGGP機関で、主人公が作り出した、最新型のアーティフィカルジェネシックガール(AGG)。「椿七恵」のアイデアで、生体維持機能が驚異的に向上した為、一般生活適応試験に合格した初めてのAGG。頭に、脳波記録装置が取り付けられており、常に感情をトレースされている。一般的な人間の常識や、心情は理解している。大人しい性格で、献身的に主人公の命令に従う。
製造年数0年、女、一人称:私(わたし)
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須藤 林檎(すどう りんご)
- 樟葉学園(くずは)に通う学生。
ひょんな事から、主人公と知り合うことになる。研究者に成ることを夢見ていて、現在勉○中。研究者である主人公に興味を持つ。明るい性格で、負けん気が○い。
年齢18 歳、女、一人称:ボク
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百合宮 サーラ(ゆりみや さーら)
- 主人公と同じAGGP研究所の研究員。
主人公を、ライバル視しており、実力も主人公と肩を並べる。自分のAGGであるデージーと共に、トラブルの種を運んでくる。性格は、高飛車で自信家。
年齢28歳、女、一人称:私(わたくし)
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AGG-L2(エルツー) 通称:デージーDaisy
- 百合宮サーラが作ったAGG。性格は明るく無邪気。
良く一人で、主人公の研究室に遊びに来る。トラブルメーカーで、主人公を目の敵にしている。主人公を「むっつりスケベ」と呼んでいる。
製造年数0年、女、一人称:デージーちゃん
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AGG-ロ1(ロワン) 通称:アプリコットApricot
- 敷島圭介が作ったAGG。
性格はおとなしめ。どこかもの憂い気な印象を受ける。ほとんど笑わないAGG。圭介の事を慕っている。
製造年数0 年、女、一人称:私(わたし)
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青柳 樹(あおやぎ たつき/主人公)
- AGGP機関の研究員であり、医者でもある。
AGG研究では、AGGP機関の中でも1歩抜きんでている研究者。医者としても活動しており、半年に1度行われる、定期検診を担当している。20年前の大破壊の時に、生まれたばかりの妹と共に、地下シェルターへと逃げ込んだが、その時、両親と死に別れている。(シェルターへの入居は、学者と30歳以下の若者が優先されていた為。)AGGP機関の研究員居住施設で、唯一の肉親である妹(青柳鈴)と二人暮らし。性格は至って理論的で、神などは信じておらず、その当てつけに、良く神の名を使って皮肉を言う。
年齢32 歳、男、一人称:私(わたし)
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敷島 圭介(しきしま けいすけ)
- 主人公とは学生時代からの親友でAGG期間の研究員。
気の良い感じの男性だが、奸悪的でよくトラブルの種を持ち込む。主人公に対して友情以上の感情を持っている様な発言をする。本人は親友のつもり。
年齢33 歳、男、一人称:俺
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