コンクール開催まで、あと84日――。
3月17日、音楽祭のファイナルとして『マグノリア・カルテット・コンクール』は開催される。
全国から選ばれた24組96名の若者たちが腕を競い、優勝者には大きな名誉と成功への切符が約束されるのだ。
若者たちは、それぞれの夢や願いを抱いてコンクールを目指す。
かつての天才少女『シャルロット・フランシア』
陽気なムードメーカー『ユニ・アルジャーノ』
物静かな優しい少女『リ・スンファ』
主人公『フィル・ユンハース』
時にはぶつかり合い、悩みながらも、彼と彼女は、音楽から生まれたほんの小さな絆を信じて――。
FLOATING FRAME DIRECTOR
ゲームシステムには、前作『白詰草話』で大反響を巻き起こした 「フローティング・フレーム・ディレクター(略称FFD)」システムを採用。 旧来のアドベンチャータイプやノベルタイプのゲームとまったく異なるその演出方式は「動く漫画」と評されています。しかしそれはFFDシステムの一つの側面を表しているにすぎません。フローティング・フレーム・ディレクター… それはすなわち動きのあるフレーム(コマ絵)による流動的な演出です。 情景をたった一枚の絵と叙述的な文章で描写しなければならないという 既成概念はこのゲームシステムには当てはまりません。
ゲーム中に登場するコマ絵の枚数は実に数千枚。時にはゆったりと流れ、時は軽やかに踊り、時には激しく飛び交う… 交錯する数多のコマ絵達によって、物語はさらに鮮烈にそして繊細に紡がれていきます。キャラクターのセリフは述べ100種類にも及ぶ吹き出しによって表現。テキストのタイピングアクションと相まって、あたかもキャラクターが話し掛けてくるかのような臨場感を醸し出します。
本作『Quartett!』ではFFDのダイナミックな特徴を活かしてコメディタッチの物語に挑戦。トランスフォーム・トランジッションなどの多種多様なエフェクトがコミカルな物語を更に盛り立ててくれるに違いありません。書き文字、エモーションなどの楽しい演出にご注目ください。
洗練されたグラフィカルユーザーインターフェース
『Quartett!』ではインタフェースも一新。ゲームの世界観を壊さない、繊細で質感のあるデザイン。「心地よいインタフェース」をキーワードに、優美で軽快な操作感を追求しています。
機能面では、前作で要望の多かった「既読スキップ」「バックログ」機能を搭載。速度を任意に可変できる「可変オート」機能は32倍速まで対応。基本速度や演出速度の細かな調整機能も標準装備。コマ絵をよりじっくり見たい方のために「吹き出しのみ消去する」機能を追加。「クイックセーブ/ロード」「前の選択肢に戻る」機能で、ゲームの攻略もバッチリ。更にキーボード操作にも完全対応し、ゲームはさらに遊びやすくなっています。
物語の魅力を引き出す音楽たち
『Quartett!』の物語の舞台となるのは古い歴史を誇る音楽院です。それだけにゲーム中で使用される音楽のクオリティにも目が離せません。
BGMはhosplugの細井聡司が担当。 竹内純ら、豪華ソリストの共演による弦楽曲も、物語の魅力を一層引き立てます。
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フィル・ユンハース
- 本作の主人公。第二ヴァイオリン担当。音楽好きの陽気な青年。
マグノリア音楽院の講師クラリサに才能を見出されて、カルテットに参加することになる。
正規の指導を受けていないためクラシック音楽の知識には乏しいが、その演奏は自由で明るく人を惹きつける魅力を持つ。
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シャルロット・フランシア
- 第一ヴァイオリン担当。真面目な優等生で、カルテットのリーダー的な女の子。
幼い頃から音楽の英才教育を受けて育ち、数多くのコンクールで入賞した経歴を持っている。
身長が低いことにコンプレックスを抱いていて、恋愛関係は苦手。
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ユニ・アルジャーノ
- ヴィオラ担当。カルテットのムードメーカー。冗談好きのいつでも明るい女の子。イタリア出身。
現在は音楽院の寄宿舎で、双子の妹メイと同じ部屋に暮らしている。
もともとはヴァイオリンを弾いていたが、とある事情によりヴィオラに転向した。その過去が密かなコンプレックスになっている。
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リ・スウファ
- チェロ担当。優しくてテレ屋、引っ込み思案な女の子。
複雑な家庭環境で育ったため、少しだけ人間不信なところがある。
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リーナ・ユンハース
- フィルの妹。心配性で見かけ通りのしっかりさん。頼りない兄のツッコミ役。ませた口をきく、好奇心旺盛な女の子。
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メイ・アルジャーノ
- ユニの双子の妹。ライバルカルテットでは第一ヴァイオリン担当。天与の才を持ち、音楽院の最有望株と目されている。元気で快活、ユニが大好き。
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ハンス・クラウバー
- ライバルカルテットの第二ヴァイオリン担当。地味ながら努力家で、音楽への情熱だけは誰にも負けない。
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ジゼル・シュトルツェンベルク
- ライバルカルテットのチェロ担当。大富豪シュトルツェンベルク家のお嬢さま。プライドが高く世間知らずのトラブルメーカー。
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シニーナ・ビノテーク
- ライバルカルテットのヴィオラ担当。カフェの調理場で働きながら音楽院に通う苦学生。仁義に厚く姉御肌。メンバー達のまとめ役。
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