一同が結束していた去年の夏・・・・。
崩壊寸前の放送部に巻き起こる様々な対立・・・そして和解・・・・。
学院の長い夏休み。崩壊しかかった放送部の面々は、個々のレベルにおいても崩れかかっていた。初夏の合宿から戻ってきて以来、部員たちの結束はバラバラで。今や、まともに部活に参加しているのはただ一人という有様。
主人公は、放送部の一員。
夏休みで閑散とした学校、ぽつぽつと姿を見せる仲間たちと、主人公は触れあっていく。屋上に行けば、部長の宮澄見里が、大きな放送アンテナを組み立てている。一人で。それは夏休みの放送部としての『部活』であったし、完成させてラジオ放送することが課題にもなっていた。以前は皆で携わっていた。一同が結束していた去年の夏。今や、参加しているのは一名。そんな二人を冷たく見つめるかつての仲間たち。ともなって巻き起こる様々な対立。そして和解。バラバラだった部員たちの心は、少しずつ寄り添っていく。
―――夏休み最後の日、送信装置は完成する。
装置はメッセージを乗せて、世界へと―――
世界は偽りと裏切りで満ちているし、人の気持ちは頻繁にすれ違う・・・・
だけど理解しあえないわけじゃない・・・・
季節は夏。閑散とした地方都市の夏。白を基調とした真新しい街。
人気のない学校での心に傷を追った少年少女たちの交流、対立と和解、心の救済。
障害を乗り越えての他人に対する理解と共感。
『交流』『受容』『和解』『喪失』をメインに据えつつ、思春期の淡い恋愛感情を描く!
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支倉 曜子(はせくら ようこ)
- 太一の姉的存在(自称)で婚約者(自称)で一心同体(自称)。
超人的な万能人間。成績・運動能力・その他各種技能に精通している。性格は冷たく苛烈でわりとお茶目。ただしそれは行動のみで、言動や態度は気弱な少女そのもの。滅多に人前に姿を見せない。太一のピンチになるとどこからともなく姿を見せる。
『部活ごっこ、楽しい?』
CV:児玉 さとみ
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宮澄 見里(みやすみ みさと)
- 放送部部長。
みみみ先輩と呼ばれると嫌がる。けどみみ先輩はOK(意味不明)。穏和。年下でも、のんびりとした敬語で話す。しっかりしているようで、抜けている。柔和で、柔弱。
『どうしましたかー、ぺけくーん?』
CV:鳩野 比奈
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桐原 冬子(きりはら とうこ)
- 一のクラスメイト。放送部幽霊部員。
甘やかされて育ったお嬢様。自覚的に高飛車。品格重視で冷笑的。それを実戦する程度には、頭はまわる。ただ太一と出会ってからは、ペースを乱されまくり。
『・・・・そうやって、いつも人を弄んで・・・・何がしたいの?
この私に、どうしてほしいのよ!?』
CV:楠 鈴音
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佐倉 霧(さくら きり)
- 放送部部員。中性的な少女。大人しく無口。
引っ込み思案で、人見知りをする。でも口を開けばはきはき喋るし、敵には苛烈な言葉を吐く。凛々しく見えるが、じつは傷つきやすい。
『からかうのはやめてください。
これ以上は無視しますから』
CV:中瀬 ひな
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山辺 美希(やまのべ みき)
- 放送部部員。佐倉霧の相方。
二人あわせてFLOWERS(お花ちゃんたち)と呼ばれる。無邪気で明るい。笑顔。優等生。何にもまさってのーてんき。太一とは良い友人同士という感じ。
『先輩にはセクハラモードと優しいモードの
二つの機能が備わっているんですよ。えっへり』
CV:榎津 まお
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黒須 太一(くろす たいち)
- 主人公。放送部部員。言葉遊び大好きなお調子者。
のんき。意外とナイーブ。人並みにエロ大王でセクハラ大王。もの凄い美形だが、自分では不細工の極地だと思いこんでいる。容姿についてコンプレックスを持っていて、本気で落ち込んだりする。
『せんぱーい! パンツ見えてますよー!』
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