海外(異国)への献上品として遊女候補者に選ばれた少女達。
短い期間の間に、彼女達は立派な遊女へとなれるのだろうか・・・・?
昔々、地球(テラ)と呼ばれた星がありました・・・。テラに住んでいた人々の科学の力は、長い歳月を経て色々な惑星に行けるようになり、
「外国」は地球外惑星に次々と移住していったのですが、「ニホン」だけは壊滅的な不況によりこの「テラ」に残留するしかありませんでした。いまや「ニホン」の星となった「テラ」。しかし、お金も情報もなくなった国民はどんどんどんどんと、いにしえの文化に遡っていったのです・・・・。
ある日「ニホン」は「外国(異国)」に支援をしてもらうかわりに、「外国」では貴重になっていた、いにしえのニホン文化の生活習慣・風物詩等々を献上することなる。そして永年に渡り遊郭を経営してきた「雨水家」は献上品目の中の『遊女』というカテゴリーを任されたのだった・・・。
幼少の頃より廓の次期当主であり、女郎の師となるための英才教育が施されてきた、主人公・「是永雨水」は、若いながらも日本国政府に才知容貌が惚れ込まれ、今回「派遣」兼「遊女としての特別稽古」をつけるべく、師範として同年の4人の遊女候補生とともに恒星間宇宙船『蕎麦たまご』号に搭乗することに・・・。
ところが顔だけはかわいい遊女候補たちは、「遊女」の「教養」どころか、肝心の床仕事も何の手もつけてないといった状況。
こんなの状況の中、果たして主人公は彼女達を立派な『遊女』にすることができるのだろうか!?