『今日からあなたの妻になります。よしなに頼みますわ――』
ある夜、寮の部屋に現れた少女はそう口にし、不敵としか言いようのない笑みを浮かべた――
名家の子息たちの通う《私立三門学園》は今、来るべき生徒会総選挙―《選挙祭》に沸きに沸いていた。それもそのはず、この学園を統べること―それはすなわち、卒業後の勢力争いに大きなリードをつけることになるからだ。
本編の主人公――石動兵馬もまた選挙戦の準備に追われていた。と言っても、彼が出馬するのではない。立候補する者たちを手伝っているのだ。頼めば断らない、体のいい便利屋――彼は皆からそう言われていることを知っていた。けれど、頼ってくれるのならそれでいい……自分にできることがあるのなら、それはとてもうれしいことだから……そんな野心とは無縁な学園生活を送る兵馬。
しかし、そんな平穏な日常は、立候補者の演説の時に大きく変わる。
『私はこの学園に自分の《王国》を創ってみせる……そのために不必要なものがあるのなら、その一切を排除する――』
壇上に現れた見慣れぬ少女――紅院薫子の言葉により、会場に満ちる怒号と失笑。しかしその中で彼女は大胆不敵な笑みを浮かべ、頭上を指し示す。
『これが天命と知るがいい――!』
その言葉と共に青天の空に鳴り響く落雷。突然のことに絶句する一同に優雅に会釈すると、薫子は去っていく。
……そしてその日の夜、兵馬の寮の部屋に現れた薫子は、自分と兵馬が許婚の関係にあると告げる。そんな彼女を睨むのは、彼の実家から寄越された護衛の少女――城前叢。
『おまえごとき小娘、主様の嫁御には相応しくない……!』
怒気を隠さない叢に、薫子はまた不敵な笑みを濃くする。
『ならば共に来るがいい……おまえの力で主の築く王国を守るがいい――それができるのであれば。』
その言葉にまた叢は怒気を強くする。
突然に現れた少女と、なし崩し的に巻きこまれた選挙戦、そして勃発しつつある恋の三角関係―― かくして兵馬の新たな日々が始まった。
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前作「委員長は承認せず!」から続投となるコンポーザー『吉田仁郎』、「委員長は承認せず!」OP&EDテーマでお馴染みの『金子剛&松宮豊』による挿入歌&EDテーマを『真理絵』が歌い上げる!さらに『ave;new(a.k.a.dRESS+佐倉紗織)』による楽曲を担当!以上の豪華メンバーでお届けするボーカル曲&BGMのフルバージョンを収録!
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冷静×独善×脅威の努力家=女王 紅院 薫子(くいん とうこ) CV:一色ヒカル
- 三門学園2年生。学園に王国を設立しようとする少女。
極めて冷静、そして極めて独善的な性格の持ち主。思ったことをそのまま口にし、さらには手まで出てしまう極めて直球な性質を持っている。
拳で殴ることは日常茶飯事であり、「わかりませんか? これでもですか?」と笑みを浮かべながらガシガシと兵馬に頭突きすることは少なくない。
表面的には、できないことは何もない天才肌のように見えるが、実は極めて努力家。今の実力は、人の百倍の努力と研鑚を積んだ上で得たものに他ならない。
ちなみにそれなりに発達した前頭葉――というかおデコの広いことが軽いコンプレックス。
「そう、わからないの――」ゴガッ!!(笑顔でパンチ)
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冷厳×主人公ラブ×戦闘の天才=超絶護衛 城前 叢(しろまえ そう) CV:松田理沙
- 三門学園3年生。兵馬の実家から寄越された彼の護衛役。
いたるところに大小様々な銃火器を仕込み、強行突破から狙撃まで確実かつ完璧にこなす銃火器戦闘の天才である。
兵馬よりも1つ年上であり、彼にとっては幼馴染であり、初恋の人であり、そして身内同然の存在となっている。
常に冷淡かつ冷徹であり、その顔に表情らしいものが出ることはない。だが、唯一その顔に感情が表れるのは、兵馬に接するときである。
「おまえが主様の嫁御とな? ……うちは絶対に認めませんえ!」
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仕事はクール×天真爛漫×超絶ハッカー=ボンバー! 御雷 珠(みかずち まどか) CV:茶谷やすら
- 三門学園2年生。兵馬のクラスメートであり、仲の良い友人。愛称はタマちゃん。
小学校以来からのあだ名ではあるが、本人にとってコンプレックスになっている模様。
天真爛漫かつ裏表のないサッパリとした性格の持ち主だが、PCに向かうときはそれが一変する。
珠はコンピュータ及びネットワークの知識と技術に精通しており、携帯電話でハッキングできるほど天才的な能力を備えているのだ。彼女いわく、自分のことはボンバーと呼べ――!
ハッカーのように情報の海に悶えることなく、クラッカーのように快楽主義に走らず、ただ不正かつ不法なデータのみを選択し、これを爆破することにのみ至上の目的と満足感を抱くのだそうな。
今回の選挙戦について、新たに名乗りを上げた王国に興味を抱き、彼らの様子を伺うようになる。
「タマちゃん言うなっ!
ボクの名前はマドカっ! ミカズチマドカだっ!」
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冷笑×ツンデレ×超絶論破=辣腕弁護士 武宮 妃奈(たけみや ひな) CV:風音
- 三門学園1年生。兵馬の幼馴染であり、彼を兄様と呼んでいる。
頭の回転が早く、学力も極めて優秀。すでに大学院生並みの知力を備えている。
それがためか極めて自信家であり、その言動は常に人を小馬鹿にしたようなもの。他者を俗物とさえ呼んでいる。
現在は《学閥》に所属し、次期委員長候補専属の推薦人として選挙戦に臨んでいる。
幼い頃から兵馬に思慕の気持ちを抱いているが、いつのまにか嫁(?)を連れ、またその手伝いをしている彼に複雑な感情を抱いており、顔をあわせるたびに極めて冷たい態度を取るようになっている。
「兄様まで俗物の仲間入り?
ま、お似合いだけどね」
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冷淡×無感情×究極のお嬢様=次期委員長最有力候補 結乃・ヴァイスプリンツェシン(ゆの・−) CV:みる
- 三門学園1年生。《学閥》が推薦する次期委員長。
公にはしていないが世界的巨大企業の令嬢であり、政略と交渉、そして策謀がごく当たり前の環境で生まれ育った。
彼女自身の本来の性格は未発達であり、他者の善意にも悪意にも名の反応も見せない。
感動や驚きなど、感情表現を尋ねる&する際、「いくらぐらい? **万?」などといったような聞き方をする。
「………………対価を払います……」
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前向き×優しい×将来性大?=本編の主人公 石動 兵馬(いするぎ ひょうま)
- 本編の主人公。三門学園2年生。
明治維新後に没落し、しかし商業でそれなりの財を成した家の三男。のんびりかつおっとりかつ極めて前向き。
金のことを考えているより掃除をし、企みごとをするより動植物の世話をすることを望む。
両親は年の離れた長男と次男に全てを任せ、また末子である彼を可愛がるあまり、彼の意志に関係なく、全てを使用人にやらせていた。
その反動から、自分にできることがあれば、できるかぎり力になりたい――そんな性格を持つようになる。
それもあって責任感は強く、また意外と頑固な性格の持ち主だが、その強気な部分は全て平素のおっとりしたところの影に隠れてしまっている。
「だいじょうぶ! たぶん何とかなるよ!」
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