もれなく恋愛関係、当たります。
僕らの学校にはヘンな授業があるらしい。それはどうやら、一年生から三年生までで集まってグループを作って何かするみたいなんだけど、詳しいことは知らなかった。しかしまさか自分がそれに参加することになるなんて、思ってもみなかった。
くじびきで選ばれた三年生ニ人、二年生三人(そのうちの一人がボクだ)、一年生二人の計七人が教室に集められた。ボク以外の全員が女の子なのがちょっと気になったけど……。そこで初めて知った授業の内容、それは、僕らが自分で作ったくじびきでお互いの関係を決めて、それを演じて生活するっていう、不思議な社会勉強の授業だったんだ!
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佐倉 響(さくら ひびき)
- 『立てば赤薔薇、静かなること林の如く、歩く周囲は百合の園……?』
くじ引き授業に主人公と一緒に参加することになる三年生。くじ引きメンバーのリーダー的存在。
容姿端麗、成績優秀で、校内生徒の憧れの的。その端正な顔立ち、短めの髪、自信に満ちた表情から、男子よりむしろ女子に人気が高く、様付けで呼ばれていたりもする。
それだけでなく、意外と世話焼きなのも人気の秘密。女子の間ではファンクラブもあるとかないとか。
細かいことにこだわらないさっぱりとした性格。しかし、可愛いもの、愛らしいものが大好き(後輩含む)。
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片桐 カナタ(かたぎり かなた)
- 『私らしさを、誰か、ください』
性格はおとなしめだけれど、胸はビッグな三年生。
傍目から見るととても幸せそうな人。そして愛想もとてもよく、中身もまるで善人で、ある意味校内の模範的お嬢様生徒。一見おとなしい人だけれど、実のところ、会話の流れを把握していないうちに話が終わっているだけ?
寮で一年生と相部屋になって、最近お姉さん意識に目覚めた様子。そのせいか、主人公達にもお姉さんっぽく接する。
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飯塚 祐(いいづか たすく)
- 『輝くおデコと黒ブチ眼鏡、それは栄えある委員長の証』
主人公のクラスの、いわゆる学級委員長。
おデコ、眼鏡、よく組む腕と、委員長らしい特徴を完備。初期のクラスの仕事をする際に主人公に協力してもらったことで、主人公に対し、同僚的意識を持っている。
性格は世話焼きで困った人を放っておけないタイプだけれど、若干口やかましい傾向があるので世話を焼かれたほうがあまりよい印象を持ってくれないのが残念なところ。カタい言動であまりそれを感じさせないけれど、初めての身近な男性である主人公を意識しているような素振りも……?
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天倉 琴子(あまくら ことこ)
- 『才色兼備の危険なナンパ師。但し、女子限定』
生徒会の副会長を務める女の子。
実は、出会った頃は大の仲良しだったのに、いつの間にかそんな雰囲気がなくなってしまった主人公の幼なじみでもある。
大金持ちのお嬢様で、主人公は身分を気にせず遊んでくれた唯一の友達だったはず。それがなぜ?女の子好きという噂があり、実際にそういう現場を見たという噂もちらほらある。仲が遠のいたのはその趣味のせいなのか。
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羽宮 亜鈴(はねみや ありん)
- 『小さい体に大きな才能っ、……だからちっちゃいって言うな!!』
優秀な成績で入学した、奨学制度対象者だけを集めたクラス『AAA』の所属者。
かつ、生徒会長継承権第一位という訳の分からない肩書きを持つ天才少女。しかし、胸の大きさもAAA(トップ−アンダー差5.0cm以内)なのが最大のコンプレックス。身長も平均を大きく下回っていて、体型のことを言われると激しく傷つく。また、そう指摘されると怒るくせに、髪型、服装、小物などの趣味は、子供っぽいものが多くて、アンバランスな女の子。努力の天才。そして、響の大ファン。四六時中彼女のことを考えている。
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水守崎 歌(みもりさき うた)
- 『自動追尾型妹属性後輩』
控えめでおとなしく、小動物のような愛くるしさを持っている、黙って後ろを一生懸命ついてくるような、可愛らしい後輩。
主人公のことを尊敬しているらしく、何でも素直に聞く。
しかし、感情メーターが振り切れると、途端にすごい行動に出たりするらしい。
少し人より想像の世界に長居するタイプ。
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