キミとならきっと変われる…
ちょっと不思議な少女達と繰り広げる学園ADV
主人公は、ありがちな日常を淡々と過ごすだけの学生。
ある日、そんな普通の主人公はちょっと変わった少女達と出会う。
そして様々な悩みや不安をもつ少女達と触れ合いながら、主人公と少女達はこれまでのありがちな日常をぶち壊して、新しい自分を紡ぎだしていく。
不可思議でせつない企画に定評のある「田中ロミオ」、原画にそんなピュアなイメージにぴったりの「はいむらきよたか」氏を向かえて送る、欝でコミカルでハッピーな学園ADV。
何事もそつなくこなしてしまう“俺”は……ごく普通の少年。イジメられたこともないし、加担したこともない。うまく“その他大勢”の一人として、のらりくらりと暮らしている。そんな日々を、どこか虚しく感じてしまうお年頃でもある。
だけども、毎日が楽しくないわけじゃない。それなりに遊ぶし、バイトもしてるし、勉○は最小限にして彼女だって……それはまだだけど。童貞だって……それもまだ持ってるけど。
退屈と言ってしまうと語弊がある。さりとてうまい言葉が見つからない。
ドラマの主人公は、濃い。主役なのだから当然だけど、なんだか凄い人生を歩むし、すごい考え方をしたりする。すごいヒロインとすごい修羅場になったりする。
一方“俺”も世界でただ一人だけなのに……その色は透明に思える。……これでいいのか? 俺劇場の主人公にふさわしい、突飛なストーリーが必要なんじゃないのか? けど自分に濃厚ストーリー様が自然にはやって来ないと知っている。終わり見えてる。限度見えてる。やばいと思う―――けど、そんなもんかと諦めている。
“俺”は、ある時、3人の風変わりな少女と知り合う。
3人は本当に変わり者で、有り体に言ってズレていた。浮いていた。
そんな内角低めの女の子には近づくべきではないと俺の体は警告を発するのだが……なっちゃった、友達に。だからもう遅い。
こうして、普通であることを維持しつつ、あり得ない性格の女の子たちと交流する日々がはじまる。
クラスで総スカンをくらっている女、
ヤク決めて繁華街で妖精を名乗るサイケな夜遊び娘、
そしてすっげえ秀才なのにひたすら将来から逃げ続けることに頑張る先輩。
そんな四人のいまどきっ子が、手を取り合って落ちていくですぅ。
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白木あえか(しらきあえか) CV:柚木かなめ
- 「ううん、平気だよ。
この毛布、ふかふかでもこもこで、とってもあったかいから」
途中から転入してきた主人公のクラスメイト。
クラス・デビューに見事に失敗して以来、一人っきりでいる。
少し離人症のケがあるのか、けっこうイジメられているのに、けろっとしている。
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桐宮弥津紀(きりみやみづき) CV:一色ヒカル
- 「なに、唯々諾々と従うより、
逃げ出そうとするくらいの気概があったほうが私は好きだよ」
成績は抜群。ちょっと天才肌な先輩。
表面は凛々しく美人だが、実はかなりダメ人間。将来について病的に怯えている。
しかし、しっかり者として見られることが多く、本人もそういうキャラを維持している。
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ケットシー・ねこ子 CV:茶谷やすら
- 「よーし、なんか希望が出てきたぞぉ。
妖精郷帰還へのフラグ、ちゃくちゃくと立ってる感じ?」
繁華街で出会う、年下の女の子。主人公には「自分は夜の妖精」などと自己紹介するイタタっ娘。
異様にハイな少女で、独特のノリ、バイタリティを感じさせる。
○を常用しているためハイになっている。
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加々見綾(かがみあや) CV:七原ことみ
- 「まだ、早いよ。
―――――ふられたって考えるのは」
主人公の義理の妹。もちろんお兄ちゃんっ妹。
そしてさすがはいまどきっ妹であり、主人公の家族(自分も含む)に対する距離感を鋭敏に察していて、最近はいつも不機嫌気味。
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南条京香(なんじょうきょうか)/アントワネット CV:吉川華生
- 「……なんか、上の空だね?
けっこう私真剣に心配してるよー?」
主人公のクラスメイト。クラスの女の中で最大の権力を持ってる。
可愛いが、威圧的で主人公はちょっとニガテ意識を持っている。
アントワネットは主人公内部の蔑称。
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狭山みさき(さやまみさき) CV:理多
- 「たまには愛想よくしといた方がイイって
……今後のためにも、ね」
主人公の隣の席に座っている女生徒。それほど深いつきあいにはない。
主人公の“普通”を描く時などで出てくる、ごく普通の女の子。
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椿弘文(つばきひろふみ) CV:杉崎和哉
- 「なんだい。
予想するところ、キミゃ誰かとうまくいってないのか?」
バイト先の先輩。モデル級のイケメンだがエロゲーオタク。
そして掘ってヨシ掘られてヨシのホモであるという、斜め上の勝ち組キャラ。
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加々見公平(かがみこうへい)
- 主人公。まったくもってたいしたことのない、どこにでもいるいまどきの少年。
限りなく透明に近い自分にブルー。
―――だけど普通のレールから外れる気はない。
両親はすでに他界。生前、交流のあった知人夫婦の家に世話になっている。
義理の妹の気持ちを弄ぶのが趣味。
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