「夏に咲く 桜と恋の ものがたり」
この街には縁結びの神社があるらしい。
名前を新良城(あたらぎ)神社。
高い高い階段を昇った先にあるこの神社には、何故か真夏にだけ花を咲かせる桜のご神木があって、
『この桜が花を満開にさせた時、恋しあう男女が枝に紐を結ぶと、2人は永遠に幸せになれる』
という逸話があるそうだ。
そんな話を夏休みの直前、親友の桐原 大樹 (きりはら たいき)から聞かされて、
恋愛祈願に付き合わされた俺が出会ったのは、巫女姿の少女、新良城 紗々弥 (あたらぎ ささや)。
実は同じ学園の先輩で、数日後、俺の家の前でバッタリ鉢合わせた彼女に
「あなたが……好きです」
なんて告白されてしまった。
しかも彼女を皮切りに、ほぼ同じタイミングで3人からも──
幼馴染でクラスメートの水森 明日夏 (みなもり あすか)。
明日夏と仲良しの五十鈴 えみり (いすず えみり)。
親友である大樹の妹・桐原 小枝 (きりはら こえだ)。
これはただの偶然か?
それとも、恋を紡ぐ桜のせいなのか?
俺、真木 智哉 (まき ともや)の日常に、遅咲きの桜が花開こうとしていた。
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水森 明日夏 (みなもり あすか) CV:ヒマリ
- 主人公の隣の家に住む、腐れ縁な幼なじみ。
何をするにも一生懸命で一途、一点集中。
アクティブなのだが、恋愛沙汰には奥手。
特にエッチなことに関しては耐性がなく、すぐに顔を真っ赤にしてしまう。
運動全般得意なのだが、泳げない。
その昔、海で溺れたのがトラウマになっていて、水を顔にかけられるのも苦手なほど。
シャワーよりもお風呂が好きだけど、頭を洗う時は未だにシャンプーハットが欠かせない。
「ハーレムとかって、不潔、不潔ッ、超不潔ッ!そういうのって、絶対よくない!」
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五十鈴 えみり (いすず えみり) CV:芹園みや
- 無口で大人しそうに見えるが、押しが○く、ツッコミは容赦ない。
面白そうだと思ったら、努力を惜しまずアクティブに動く。
実はかなりの策士、尊敬する人物は越後屋。
恋愛に積極的ではないが、本気で好きになったら情報収集をし、心理や行動を考えて、相手を本気にさせようとする。
優しくされるのに慣れてないせいか、気を引くためにイジワルをしてしまうが、本音では可愛がって欲しいと思っている……はず。
「油断大敵、わずかな隙が命取りよ。さぁ、覚悟を決めて大人しくお縄になって」
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桐原 小枝 (きりはら こえだ) CV:涼貴涼
- 素直で明るく、元気でしっかり者だが、動揺したり慌てたりすると、信じられないようなドジをかますことも。
過保護気味の兄・大樹に頭を抱える一方、主人公に理想の兄貴像を重ねているらしく、人前でも気にせずに甘えてくる。
思い込みの激しいタイプ。思考中、ボーっと自分の世界に入り込んで、人の話を聞かなくなることも。
園芸部に所属し、校庭の片隅でこっそりと菜園を作って、プチ野菜を育てている。
「本っ当にすいません。またウチの兄がご迷惑てんこ盛りで……もぅ、困っちゃいますよね」
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新良城 紗々弥 (あたらぎ ささや) CV:計名さや香
- 愛見市にある、新良城神社の娘で、主人公たちと同じ照陽学園に通う3年生の先輩。
祖父とともに、神社の裏手にある家に住んでいる。
恋愛経験のなかった彼女だが、自分の神社で出会った主人公に一目惚れをして告白、意図せず、ややこしい状況を作り出した。
一見クールな彼女だが、外見より抜けてるところもアリ。
初めての恋愛に戸惑いながらも、主人公に対して一生懸命アピールしてくる。
「あなたのことが好きなのは、誰にも負けません」
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桐原 大樹 (きりはら たいき) CV:永倉仁八
- 主人公の親友。
よくいえば軽妙洒脱、悪くいえば軽佻浮薄。
黙っていればいい男なのに、軽薄な印象は否めない。
基本的には面倒見がよく、人当たりがいい。が、自分の目的のために人を巻き込むのも厭わないため、周囲の評価は微妙。
「俺は女が好きだ!」と言い切る、ある意味、漢らしいスケベ。
憎めないバカで、重度のシスコン。
腕っぷしは○い方。
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真木 佳奈美 (まき かなみ) CV:クボタハルカ
- 主人公の母親。
普段は穏やかで温厚、怒る時は静かに怒る。
おっとりのんびりマイペース。
年齢を気にしていて、若者向け雑誌を読んだり服装に気を使ったりと、若く見られるように、こっそり努力している。
困ったフリをよくするが、何故か問題の解決は素早い。
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真木 智哉 (まき ともや)
- 本作の主人公。
照陽学園2年A組。
中肉中背。飄々として、流され体質。
自分から企画するわけでもないが、周りに誘われれば嫌がるでもなく、ついていく。
恋愛には興味がなく、自分には縁がないものだと冷めていた。
今まで恋をしたことがなく、今まで告白された経験もない。
なので突然、紗々弥から告白され、訪れたモテ期に躊躇している。
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