儚くて懐かしい、暑い夏のちょっぴり不思議な物語
何かが変わることなんてないと思っていた
主人公・七瀬 空は母親の療養の為に都心を離れて「猫鳴町」に引っ越してきた。
磯の香りとどこか懐かしい匂いのする町並み。
何もないけれど、なぜか温かい。でも何も変わらないと思っていた……。
深夜、空は海辺で一人の少女と出会う事になる。
尊大な態度と不思議な雰囲気の彼女に、どこか懐かしさを覚えた。
翌日、母の見舞いに訪れた空は、白昼の中庭で彼女と再会したのだ。
驚く空に彼女は高らかに宣言する。
『私がお前の友達になってやる』
友達という関係に複雑な思いを抱きながらも空は心に温かさを感じる。
二人は周りの少々癖のある住人を巻き込みながらも交流を深めあっていく。
目にも見えず言葉にもしにくい奇妙な関係を築いて……。
幸せを感じ始めたとき、また世界が変わろうとしていた。
二人が出会ったとき、捻れ曲った複雑な運命は交差する。
忘却の運命は彼らを翻弄するのか導くのか。
出会いのもたらす数奇な軌跡の行く末は―――。
貴方を忘れない事 それだけが私の願い。
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宮倉 海 (みやくら うみ) CV:小倉結衣
- 空が猫鳴町の海で出会った少女。分け隔てなく接してくる空に好意を寄せる。
元々が金持ちの令嬢であったこともあり、立ち振る舞いや言動はやや高圧的。
誰に対しても自然に寛大な態度を取る為、大抵は第一印象があまり良くないように取られる。
強がっているが腫れ物扱いされることが多いため、本質的には寂しがりや。
「お前のことも忘れてしまうかもしれないんだ。 そう思うと、たまらなく恐いんだ」
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結城 陸 (ゆいき りく) CV:渋谷ひめ
- 空の幼馴染で、一番の理解者であり親友。
性格はさっぱりしており、男女関係なく好かれる。
空はそんな陸に振り回されてばかりだが、決してまんざらではなく、一度として不満を漏らしたことはない。
幼い頃からいじめられている空を助けるのは陸の役目で、空にとってはお姉さん的位置だが、陸本人は対等な友人だと思っている。
「パフェは主食よ!」
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奄美 早苗 (あまみ さなえ) CV:水島理音
- 幼少の頃からの英才教育で育った優等生で、極度の男性恐怖症。
大人しい性格もあり誰に対しても寛容的。
自分の意見を持っていないわけではないが、相手に伝える勇気を持てないでいる。
親が決めた進路を歩むことを、空と出会うまで当たり前だと思っていた。
以降、消極的ながら自分の意見を外に発しようと努力もする。
「わ、私、男の子の友達なんて作ったことないから…」
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夜坂 由佳 (よさか ゆか) CV:新堂真弓
- 猫鳴町の喫茶店『ファニー』の看板娘。
奄美とは友人で、互いに名前で呼び合う仲。
家事一般は壊滅的で、料理一つするだけで厨房を散らかしてしまうほど。
料理ベタを自覚しているが、やれば何とかなるとも思っている。
考えるよりも先に行動するタイプで、爆弾でも取り合えず触って確かめる。
「えぇ、今朝はわさびごはんよ!」
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神谷 実 (かみや みのり) CV:七生もこと
- 普段はクールだが、気の知れた相手には過剰に甘えてくる。
しかし仲が良くても誰にでも甘えるわけではなく、甘えさせ上手な相手にだけ甘える。
空の自然な優しさをいたく気に入る。
自称・『女の勘』は鋭く、大抵のことは見抜いてしまう。その為、人の痛みにとても敏感。
「いや、私と同じ匂いがするかなぁって…。 少し違うかな。」
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佐山 歩 (さやま あゆむ) CV:神崎ちひろ
- 常に冷静な大人の女性だが、激情したりと人間臭い一面も。
医者としての生き方を承知しており、権力などには一応従っているが、患者を大切にしようとする姿勢が強い。
特に口では海を一患者としてしか見ていないと言い張るが、思いやる姿もよく見られる。
「必要以上の情なんか持ったら、こんな仕事できやしないのよ」
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龍言寺 綾乃 (りゅうげんじ あやの) CV:雪都さお梨
- 文才が高く、コンテストなどで幾つも賞を取っている。
絵本・小説・脚本など問わず、文章に関わる全ての分野に精通している。
妥協が嫌いで、納得のいかないものは自分の物、他人の物関係なく、納得のいくまでやり直させる。
演技指導にしても台詞一つ仕草一つに至るまでこだわりがある。
「駄目ね、不合格。」
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津山 舞 (つやま まい) CV:相原詩織
- 通常は一人称が「俺」だが、動揺したりすると本来の「私」に戻ってしまう。
これは一人称一つにとっても彼女が無理をしていることが伺える。
後に夜坂が自分だけ更生してしまった為、それが気に食わない。
津山本人は照れくさくて、今更元の真面目に戻ることができない。
「そんな綺麗なんてこと……」
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七瀬 空 (ななせ そら)
- 本作の主人公。
家庭の都合で猫鳴町のワンルームアパートに引っ越してきた。
多少奥手で臆病な性格。心配性で内向的。特に交友関係については人より繊細なところがある。
長いものには巻かれるタイプ。
髪は長めで女性的な顔立ち。そのことを昔からからかわれ、コンプレックスを持っている。
幼なじみの陸が持っている対になるブレスレットの片割れ、通称『友情の証』を大切に持っている。
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