ライアーソフト歴代タイトルの中でも、ひときわ異彩を放つ最新作 『どすこい!女雪相撲』。
その名の通り大学女子相撲部の物語を描く作品なのだが、各ヒロインにはステータスが用意され、ライバル校との試合ではこれが勝敗を分けることになっている。
特訓パートで鍛えるのはもちろん、メインヒロインのたんぽぽは先輩からビンタをされることでも能力が上昇するので、理不尽だとは思いつつも積極的にビンタをもらっていこう。
ADVモードで出現する時限式の2択で正しく(?)ツッコミを入れると、愛のある強烈なビンタをいただけるぞ!
試合は5対5のチーム戦で行われ、プレーヤーは敵の能力に合わせて取り組み順だけを決めることになる。
先に3勝したチームが勝利となるが、能力以外にもメンタルや対戦相手の得手・不得手といった要素も勝負に大きく影響するので、選択は慎重に行っていこう。
5戦全てをベストな組み合わせにすることで、相撲パートではなく専用ADVパートを通過して全勝する “ドラマ勝ち” や、逆の “ドラマ負け”、特定の条件下で必殺技といった特殊演出も存在。
意外と奥が深いバトルになっているぞ!
1743年冬――、当時の中臈・相模は神社参拝の折に土俵を見かけると、腰元たちに相撲を取るように命じた。
しかし宮司に 「境内における相撲は神事で、この土俵は女人禁制」 と止められてしまう。
相模は引き下がるしかなく、爪を噛む思いで寒い夜を過ごした…。だが翌朝、雪の降り積もった境内を見て相模は狂喜し、叫び声を上げる。
「雪で覆われておれば、よもや土俵とは言えまいて!」
それから約250年後……。
女子相撲が 『女雪相撲』 としてすっかり定着した現代・日本―――
高校女雪相撲界では敵なし、超高校級と謳われた 花畑たんぽぽは、もっとも格式高い名門・大輪女子大学へ進学する。
中学生の頃テレビで見た憧れの人・大河内小百合と対面し、一緒に女雪相撲を取ることが出来る! と浮かれていたが……
「処女じゃなければ、入部は許さん !!」
たんぽぽの前に現れたのは、“鬼” と化した大河内小百合だった。
大輪女子大学は処女以外の入部を認めないと、小百合は実の妹に容赦のないビンタと言葉を浴びせ、追放。
ヒロ君という彼氏のいるたんぽぽは、「なんだかんだ拒み続けて正解!」 と喜ぶが、すぐに小百合や先輩たちにビンタの嵐を見舞われる。
理想と異なる現実に戸惑うたんぽぽ。そんな彼女をホテルに誘う彼氏のヒロ君。
たんぽぽは処女を守れるのか !? ビンタに次ぐビンタの日々に耐えられるのか !? 小百合に認められる日は来るのか !?
そして、たんぽぽを待ち受ける、もう一つの問題。それは……
大学女雪相撲界の特殊な伝統だった――――。
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四股名・侘助 (わびすけ) 花畑 たんぽぽ (はなばたけ・――) CV:高槻つばさ
- 主人公。新入部員。18歳。160センチ。
超高校級の名に恥じない潜在能力を持つが、能力にあぐらをかいて楽しようとばかりする小ずるい奴。軽く人をバカにしてる節もある。
中学の時に現部長・小百合の試合を観て女雪相撲の道に入る。
今でも小百合を目標にしており、やっと同じ土俵に立てると大喜び。
高校時代からの彼氏がいるが、キスも許していない。
たんぽぽは彼氏の性欲をうまく交わしつつ、成長することが出来るのであろうか。
「ご、ごっつぁんです……」
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四股名・第十七代 鬼百合 大河内 小百合 (おおこうち さゆり) CV:桜川未央
- 部長(横綱)。4年生。21歳。170センチ。
通り名は「アイアンメイデン」。
全能力が高く、中でも防御力がずば抜けている。
質実剛健。1年の時に全国大会で敗北を味わいながらも処女でいられた伝説の女雪力士。
秋の引退を控え、各部員の成長に不安を感じている。
現役中は常在戦場を心構えに、常に構えている。
「伝統は個人の権利よりも重い!」
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四股名・マイの海 マイ(ベトナム語で梅) CV:富樫ケイ
- 副部長。3年生。20歳。156センチ。
本名はグエン・ティ・ホン・マイ(阮氏香梅)。
通り名は「技のデパート(ベトナム支店)」。
一番いい人っぽい優等生。ベトナムからの留学生。
技に優れている。古き良き大和撫子。表には出さないが意外と嫉妬深い。
両親が日本とベトナムを数年おきに往復していたので日本語も堪能。
女雪相撲に惚れて留学したが、日本人しか部長になれない伝統を前に、隠れて涙する日々。
「……私は一度もビンタされたことがないの!」
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四股名・三ツ葉黒 蟻通 瑞樹 (ありどおし みずき) CV:杉原茉莉
- 部員。2年生。21歳。158センチ。
通り名は「ブラッククローバー」。
普段はメガネ着用。素早さに優れている。
一見クールビューティーだが、単にゲームに熱中している事が多いだけ。ゲーム大好き。試合以外の時はいつも携帯ゲームをしている。
小百合の幼なじみ。引きこもりをしていたが小百合の勧誘を受け、2年遅れて入学。
本人に自覚はないが、うっすら同性愛の気があり、小百合と温泉に入る時などは目を凝らして見入ってしまう。
「ん? あー……なんでもいいや」
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四股名・雛菊の富士(十八代目鬼百合) 村中 野菊 (むらなか のぎく) CV:一色ヒカル
- 部員。2年生。19歳。150センチ。
通り名は「マッドサージェント」。
小柄なくせにとにかく巨乳。組み合いに支障が出るくらい巨乳。
力に優れている。むしろ力のみ優れている。
新入部員の教育係で、ガミガミうるさい。
たんぽぽ同様、小百合に心酔して入部した。
体格の小ささを影の特訓でカバーする努力家。しかし巨乳が災いし、中々素早さや技が上達しない。
小百合引退に際し、新部長の任を託されるが……。
「悪いことは悪いのだー!」
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四股名・豆斯波(まめしば) 川端 つくし (かわばた・――) CV:草柳順子
- 新入部員。18歳。163センチ。
高校時代はたんぽぽのライバルと言われていたが、どうしても勝てず、次第に夜遊びするようになった。
しかし女雪相撲が忘れられず、大輪女子に入るため処女だけは守り通す。
入部直後にビンタをくらって更正すると、たんぽぽを追い抜かんばかりの成長を見せる。
「ちぃっス! 自分に任せてくださいよ!」
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四股名・佐萌道(さもえどう) 蛇苺 可憐 (へびいちご かれん) CV:金田まひる
- 新入部員。18歳。身長体重3サイズすべてが154の巨漢。ポニーテールで田舎っ娘。
体格に似合わず非常に賢く、取り組みの説明役を務める。
雪で過剰な体重は不利と言われ、痩せるまでは試合に出させてもらえない。ダイエットに励むがなかなか痩せない。
痩せるとダブダブのTシャツを着た可憐なメガネっ娘に。でも訛りは治らない。
「ワシ、いくら頑張っても痩せないダス……」
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四股名・武威通 CV:桜川未央
- 1年。18歳。本名は大河内百合根。小百合の妹。
一度は大輪大学に入学したが、処女でなかったためにたんぽぽ達の目の前で追い出され、流れ流れて覇権黒逸大へ編入。
自分を受け入れなかった大輪大への復讐に燃えている。
女雪相撲の才能は姉譲り。
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四股名・錦貝大牙 (きんぐたいがー) CV:東かりん
- 神戸にある外語大学で、西日本屈指の女雪相撲の強豪校『覇権黒逸大学(はーけんくろいつだいがく)』の部長。
4年。金髪碧眼ぷりんぷりんエロス。
小百合をなにかと敵視しており、合宿先や試合会場で突っかかってくる。
外見通りの高圧的な女性……だが、守勢に回ると脆い。
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四股名・まゆリン乃山 (まゆりんのやま) CV:上田朱音
- 新宿にある、Fランク大学の滑り止めとすら言われているダメ大学『新宿商科大学』の部長。4年。
“部” というより “サークル” で、部員も皆、享楽的。
まゆリン以外の部員は 「まわし恥ずかしい」 という理由でマスクをつけている。
まゆリンは女雪相撲に真摯に向き合う部分もあり、小百合には買われている。
性に奔放なため、後にたんぽぽとの間に大きなトラブルを起こすことになる……。
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四股名・地獄極楽 (じごくごくらく) CV:江沢さき
- 東日本では10本の指に入る強豪校『恐山女学館(おそれざんがっかん)』の部長。4年。
体重30キロ前後で、肋骨の浮き出たガリガリ体型で土気色の肌。いつも首を傾げ、焦点の合わない目で斜め上を見つめている。
口は半開き。舌は青黒い。不意に奇声をあげる。
世界で唯一の “イタコ学科” がある大学で、オカルト的な技を駆使して相手を混乱させる。
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けーこ
- 24歳。大輪大女雪相撲部の先輩で、今は土俵居酒屋を開いている。
小百合が1年の時の部長で、全国大会で優勝出来なかった3人目の部長。
これを引け目に感じており、部員たち、特に小百合に優しく接してくれる。
ただし、たんぽぽが調子に乗ると容赦のないビンタが飛んでくる。
居酒屋では自分が歌う演歌をヘビーローテーションで流している。
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ヒロくん
- たんぽぽの彼氏。18歳。178センチ。
大した特徴も感じさせない、地味なイケメン。
たんぽぽに振り回されるかわいそうな男だが、それすらも大した特徴ではない。
比較的優しいが、これも大した特徴ではない。
たんぽぽとは高1の冬以来の交際だが、ずっとおあずけを食らっている。
会う度にホテルへ誘うタイミングを計っている。
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