古ぼけた、だけど家族同然の人々が住み優しさに満たされたアパート『すめらぎ』。
そこの住人の1人である中里光一は大学入学と同時に知り合った女性、綾瀬未来と恋に落ち結婚、2人の愛の結晶でもある愛娘さくらも生まれ幸せの中にあるはずだった。だが、生まれつき身体の弱い未来は、そんな2人を残して他界してしまう。
それから数年の月日が流れるがいまだに亡き妻、未来を思い続ける光一、どんなに切望しようとも愛する人の温もりを感じることは出来ないのに、彼の心の中にはどこか満たされることのない空白が存在し続けていた。
永遠の愛は存在するのだろうか? だとしたら、置いていかれた者の想いはどうすればいいのだろう? 愛する人の幻影を永遠に追い求め続けなければいけないのか?
そんな形ない答えを光一を取り巻く人々の優しさが、想いが探し出してくれる、そんな心温まる物語。
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雪桜 姫乃(ゆきざくら ひめの) CV:冬樹みずほ
- 伊吹の娘で紅葉の姉。光一とは幼少の頃からの知り合いで兄妹のような間柄。だが実は光一に対して兄以上の感情を持ち合わせている。
大好きだった光一が結婚を決めてしまい失恋するが、それでも想いを断ち切ることは出来なかった。
未来亡き後も、未来に対する想いの深さを知っているがために告白することも出来ず悩める日々を送っている。
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綾瀬 紫苑(あやせ しおん) CV:深井晴花
- 未来の妹であり、大好きな姉を奪い去った人間として光一を見ているのか、彼に対する態度がどこか冷たく感じられる。
紫苑も心にあるわだかまりを抱えており、やはりそれが彼女を苦しめている。
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雪桜 伊吹(ゆきざくら いぶき) CV:桔梗霧
- 姫乃と紅葉の母親にして、すめらぎの大家さん。
数年前に旦那さんと死別し、以来女で一つで子育てとアパート管理をこなしてきた。
明るく豪快で住人全員の母親、またはお姉さん的存在である。
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真崎 楓(まさき かえで) CV:春瀬みき
- 光一の通う大学の看護学科に席をおく女性であり、ひょんなことから知り合うことになる。
少々マイペースで口数も少なく、人付き合いが苦手だが無類の○○好きである。
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中里 未来(なかざと みらい) CV:あいはらめぐみ
- さくらの母であり、光一の今は亡き奥さん。生まれつき身体が弱く不治の病に冒されている。
医師にはあと1年生きられないと宣告され哀しみにくれていたところに光一と出会う。
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中里 さくら(なかざと さくら) CV:藤田夏海
- 未来がこの世に残した2人の愛の結晶。
天真爛漫で少々おしゃまさん、すめらぎのマスコット的存在であり少々ファザコン気味。
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雪桜 紅葉(ゆきざくら もみじ) CV:Ruru
- 姫乃の妹で元気が取り柄なスポーツ少女、姉とは違い積極的で大好きな光一に対して素直に甘えてくる。
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