いやー、驚いた。何に驚いたかって?
いきなりやってきた綺麗なお姉さんが、メイドとして俺にお仕えします なんて言い出した事にさ。
そりゃ、俺も男だから? 綺麗なお姉さんにかしずかれて悪い気もしないし、浮かれもしたけどよ。
しかも、このお姉さん……あの 『ノーブレス・オブリージュ』 に所属するめちゃくちゃ有名なメイド・サーヴァントだっていうじゃん。
今のご時世、あそこに登録されているメイドさんを雇うって事は社会的な成功を収めた証ってな感じで、ちょっとしたステイタスになってるくらい
なんだぜ?
実際、世界中の有名人には大抵イカしたメイドさんが仕えてるしな。
一昔前、N.O.のメイドさんが一杯の紅茶で戦争を止めた……なんて話もあるくらいで、今じゃその名前を知らないヤツは完全にモグリ扱いされちまう。
はばかりながら、この俺、「冴木 煌司(さえき こうじ)」は、確かに祖母ちゃんの言いつけを守って「世界中の人から愛される漢」を目指しちゃってはいる。
それを成し遂げた時に、超弩級のメイドさんが俺の隣に控えている事は、ある意味必然と言えるだろう。
しかし、さすがに今の自分がメイド・サーヴァントをかしずかせる程に、漢を磨ききっているとは到底思えない。
なんでも祖母ちゃんと縁のある人からの依頼って話だけど、それが誰なのかもイマイチはっきりしないんだよなー。
『天川 遊莉亜』 さんって言ったよな、確か。
一体、あの人……どういうつもりで俺のトコなんかに来たんだろ?
ゆかりさんも思いっきり怪しんでたし……なんかこれから先、思いっきり一波乱ありそうな気がするぞ。
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身も心も真っ白で無垢なメイドさん 天川 遊莉亜 (てんかわ ゆりあ) CV:かわしまりの
- 突如、煌司の元に現れ、他界した彼の祖母に縁ある人物からの依頼と称して、○引に仕えてしまう純白のメイド・サーヴァント。
主と決めた煌司の言うことを嫌な顔一つせず受け入れてくれる包容力を示す。
その反面、どこか融通のきかない一面もあり、ふとした事で機嫌を損ねると、後で手痛いしっぺ返しを喰らわされることもある。
煌司をひとかどの人物に育てる妙な使命感に燃えており、にこやかな笑顔のまま彼に鬼のような厳しい特訓を○いたりもする。
世界でも数えるほどしかいない高いランクと権限を与えられているメイドであり、ただ主に仕えるだけの存在ではなく、公私を支えるパートナーを名乗ることを許されてもいる。
その証として二つ名を持つことが許されており、「白き革新」と呼ばれることがある。
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一度抱いた想いは決して曲げないメイドさん 霧乃 依莉沙 (きりの えりさ) CV:一色ヒカル
- 遊莉亜を追ってやってきて、彼女同様○引に煌司に仕えてしまう、漆黒を身にまとうもう一人のメイド・サーヴァント。
遊莉亜の所属する部署と依莉沙の所属する部署は犬猿の仲であるため、同じように遊莉亜と依莉沙もいがみ合っている。
とはいえ、傍からそれを見ていると仲の良い二人がじゃれあっているようにしか見えない腐れ縁的な関係だが、本人たちは決して仲がいいとは認めようとしない。
大人びた達観した考えを持っているかと思えば、変に意地を張って○○じみた態度を見せたりもする。
基本的に自信の塊のような性格で、自分こそが最高のメイド・サーヴァントであると自負しているが、決して尊大な態度をとるワケでもなく、人当たりは非常に良い。
ちょっと三白眼気味のつり目で、本人も密かにそれを気にしていたりする。
特にそれが原因で小さな○○に怖がられる事が多く、その度に乙女心が傷ついてしまっているらしい。
遊莉亜同様二つ名を許されており、依莉沙のそれは「黒き癒し」。
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夢の為に努力を惜しまない純真な幼なじみ 綾瀬 絢奈 (あやせ あやな) CV:戸沼ゆず
- 煌司の幼なじみでクラスメイト。
器量よし、気だてよしのクラスの人気者。
見た目に違わず純真な心の持ち主だが、逆に素直すぎるというか、○○っぽい一面がある。
本人もその事を気にしている節があり、それを友人に指摘されてむくれることも。
しかし、基本的には誰にでも好かれる明るい性格のため、絢奈を慕う人間はクラスの内外を問わず非常に多い。
とある事情から、メイド・サーヴァントになることに並々ならぬ情熱を抱いており、夢は遊莉亜や依莉沙のように二つ名を許されるくらいになること。
そのための日々の修練を欠かさない努力家で、遊莉亜と依莉沙に師事したいとも考えている。
以前は煌司とも名前で呼び合う仲だったが、互いに異性であることを意識しだした頃に距離を置いてしまった時期があり、気付けば現在のように名字で呼び合うようになっていた。
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どんな我が儘も笑顔で受け止めてそうな包容力を感じさせる管理人さん 柊 ゆかり (ひいらぎ ゆかり) CV:北都南
- 煌司が住んでいるアパート 『緋翼荘』 の管理人。
煌司の祖母に恩があり、その縁から主人公を弟のように可愛がっている。
煌司にとっては、少し年の離れた頼れるお姉さん。
その積極的なスキンシップを巧みな技で躱すも、内心まんざらでもない様子。
突然現れた遊莉亜や依莉沙の存在に気が気でないものの、煌司が受け入れてしまったことで、なし崩し的に同居を認めてしまう。
それでも管理人権限で部屋を分ける事だけは譲らなかった裏には、煌司に対する譲れない想いが見え隠れしているため。
本人は無意識、また気付いてもそうだとはなかなか認めないが、かなりのやきもち焼き。
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クラスメイト 葛木 瀬理奈 (かつらぎ せりな) CV:柚李
- 煌司のクラスメイト。
前学期の後半に転校してきたばかりだが、すでに煌司とは十年来の友人のような付き合いをしている。
また絢奈とは色々と気が合う点が多く、親友と言い合う仲。
常に木刀を携えているが、ストラップと言い張って決して手放そうとしない。
そのため最初は色々と誤解されるが、話してみれば気さくな女の子。
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クラスメイト 東儀 亮輔 (とうぎ りょうすけ)
- 煌司にとって親友であり、悪友。
また無類のメイドマニアで事情通。
ノーブレス・オブリージュの支部にも足しげく通い、所属しているメイド・サーヴァントの情報をこまめに集めている。
そんな経緯もあって、すでにN.O.支部でもかなりの有名人。
突然、世界最高峰とも言えるメイドを2人も従えることになった煌司を心の底から羨ましがりつつも、その恩恵にちゃっかりあずかったりしている。
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緋翼荘の住人 宮永 美琴 (みやなが みこと) CV:狛乃ハルコ
- 緋翼荘で一人暮らしをしている少女。
といっても、夜はゆかりや遥香、獅子倉の部屋を順に回って一緒に寝ている。
自分の名字と名前の頭文字をとって 「ミミ」 と呼ばせている。
家族の存在等不明な点が多いが、自身の生い立ちに関する話は美琴が非常に嫌がるため、その事に触れるのは緋翼荘では一種のタブーとされている。
緋翼荘のマスコット的な存在。
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緋翼荘の住人 城戸 遥香 (きど はるか) CV:高井戸雫
- いつも気怠そうにしては、キセルをふかしている女性。
加えて酒好きで、なにかにつけては酒の肴と称して騒ぎたがるため、ゆかりも手を焼いている。
一方で、鋭い観察眼と洞察力で物事の真意を見抜くことにも長けており、煌司やゆかりの相談相手にもなったりする。
時折フラリと出かけるが、どこで何をしているのかはまったく不明。
緋翼荘の管理人であるゆかりも、彼女がいったい何の仕事をしているのかをまったく把握できていない。
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緋翼荘の住人 獅子倉 十五 (ししくら じゅうご)
- 見た目は気むずかしそうな初老の男性だが、話してみれば気さくに対応してくれる “いい人”。
緋翼荘の中では一番の資産持ち。
そのため、よく遥香にたかられたり、家賃を立て替えさせられたりしている。
しかし、決してうやむやにすることはなく逐一記録に残しており、定期的に返済を要求しては遥香を青ざめさせている。
マイペースな遥香にとっては、唯一頭が上がらない人物だったりする。
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