鋼鉄の巨人・ヤルセナイザーは任務を終えて帰還する途中、隕石との衝突事故を起こして地球へ墜落する。
墜落のダメージは甚大、ヤルセナイザーは飛行能力の修復が終わるまで宇宙へ帰れなくなってしまう。
そんな彼を不憫に思った主人公・天ノ川星至は彼を自宅へ連れ帰る。
物語はそんな風に幕を開けた!
しかし狭い日本、巨大ロボットに住み易い筈もなく、様々な無理難題が彼に襲い掛かる!
敵は住宅事情! 日照権問題! 星至のお母さん! 近所の犬!
無敵の巨体が今、途方に暮れる!
気を付けろ! 目立つ物にはヤルセナイザーが触りに行くぞ!
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シャノン CV:みる
- ヤルセナイザーの中から現れた、彼を兄と呼ぶ少女。
その正体はヤルセナイザーのサブシステムを司る生体コンピューター。
彼女はヤルセナイザーの遠隔操作や情報の伝達などの能力を備え、パイロットに随行してその行動を支援する。
ただし今回は単純な調査任務だった為、パイロットはいない。また、その用途の都合上パイロットに絶対○○するように作られている。
性格は兄に負けないくらい呑気でお人好し。非常に温厚で心優しく、めったに怒る事はない。
いつも明るく元気で、笑顔を絶やさない。ただし見知らぬ地球ということで、時折世間知らずな発言をする事がある。
なお、シャノンという名前は星至の命名。
彼女はコンピューターなので名前はなく、製造IDしか持っていなかった。
「マスター、さしでがましい事を言うようですけれど、お友達は選んだ方が良いのでは………」
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磯崎 恋歌 (いそざき れんか) CV:有栖川みや美
- 星至の幼馴染にして、この地方で有数の名士・磯崎源五郎の孫娘。
代々の資産家の生まれで、莫大な資産と広大な山林を保有している。
一言で言えばお嬢様。それも世が世ならお姫様、というレベルのお嬢様。
しかし性格にはお嬢様らしいところがなく、真面目でしっかりもの。
気さくで親しみやすく、気遣いのできるお姉さん気質の持ち主。このためクラスメイト達からも一目置かれて頼りにされている。
星至との関係も、どちらかというと姉的なスタンスになっている。
しかし一度怒り出すと我を忘れるタイプで、トラブルの種になる場合も多い。
その為、もう1人の幼馴染である三井純友とは常に喧嘩をしている状態にあり、純友が星至に良からぬ事を吹き込まないように監視を続ける毎日を送っている。
また甘いものに目がなく、あんドーナツが大好物。その誘惑には逆らい難いようで、何度となくダイエットに失敗している。
純友によると 『黙っていればお嬢様、立って歩けばリーサルウェポン』 との事。
「せーちゃんの問題はあたしの問題よ!! おじさんとおばさんに、くれぐれもよろしくって頼まれてるんだから!!」
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牧島 天音 (まきしま あまね) CV:真琴ひろ
- 昨年、旧役員の卒業に伴い行われた星海学園の新役員選挙で、圧倒的な得票数で他の学園生を抑えて会長に就任した人物。
年齢と学年は星至の1つ上。その美貌と行動力で、学園の内外を問わず非常に人気が高い。
天音は中学時代から生徒による自治を熱心に取り組んで来た、叩き上げの生徒会長。
星至とはその頃からの付き合いで、彼女が中学の会長を務めていた時に、星至はその書記をやっていた。
性格は自由奔放で独断専行が目立つ。
また稀代の面白がりでもあり、なにかというとイベントを開催せずにはいられない行動派。
今回は星至がヤルセナイザーと仲良くなった事に目を付け、なにやら陰謀を企てている模様。
また、星至を困らせるのが大好きという奇妙な趣味の持ち主であり、その自由過ぎる行動と星至を未だに書記扱いするおかげで、天音は恋歌との折り合いが悪い。
しかしこれは、どちらかというと天音が恋歌をからかっているような格好。
「ふふふ、久しぶりに天ノ川と遊ぶチャンスが来たんだもの。有効活用するわ」
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栗林 鳩子 (くりばやし はとこ) CV:草柳順子
- 星海学園の教師。彼女の少女じみた外見に多くの人間が騙されるが、6つの工学博士号を持つ天才科学者。
元々海外で研究をしていたが、自由な研究をして良いという条件で星海学園都市へ招聘された。
しかしその華々しい経歴とは裏腹に、彼女の実態はマッドサイエンティスト。
メンタル面が外見通りに○○のままなので、自身が生み出した科学技術の使い方が非常に危うい。
性格は○○じみていてワガママ。ずっと研究をして過ごしてきた為か、精神年齢が低く小学生レベル。
それでいてプライドは高いものだから、色々と厄介。実際に天才であることも問題をさらに厄介にしている。
独自にロボットを開発していたが、ヤルセナイザーが星海町に現れて以降は彼のことを研究し始める。
その身体を構成している科学技術に興味があるようだ。
「分かる、分かるぞぉ磯崎恋歌ぁっ、お前のその気持ちっ!! 敵だっ、敵だなぁっ!! スタイルの良い奴らはみんな敵だなぁっ!!」
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天ノ川 星至 (あまのかわ せいじ)
- 本編の主人公。星海学園に今年入学したばかりの1年生で、特別な能力や才能は備えていない。
サラリーマンの父親と専業主婦の母親の間に生まれた普通の学園生。
性格は極めて温厚で、草木を愛する心優しい少年。学園では園芸部に所属し、裏庭の花壇の世話を欠かさない。
ちなみに恋歌は覇気の無い星至が不満であるらしい。
その優しい性格ゆえにしばしば捨て犬や捨て猫を拾って来てしまう事がある。そうなると彼は新しい飼い主を見付けるべく奔走する。
おかげで近所の犬や猫には顔が広く、たまにプレンゼントを貰ったりもする。
今回はその延長でヤルセナイザーを家に連れ帰る事になる。
控え目な彼は個性の○い周囲に振り回されがちだが、追い詰められると結構頑張るタイプ。
犬猫の世話で培った責任感と、父親の柔道教育で鍛えられた根性が、そういう時の彼を支えている。
追い詰められるまでは人畜無害。それが彼、天ノ川星至である。
「わぁぁぁぁっ、ヤルセナイザー! 駄目だったら! こんな場所を―――逃げて、おばあちゃあああぁぁぁぁぁぁんっ!!」
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三井 純友 (みつい すみとも) CV:石川ゆうすけ
- 星至の親友だが、シャノンは 『よく選んだほうが良い友達』 と評価している。
名前が銀行っぽいので、星至からは銀ちゃんと呼ばれている。
星至や恋歌とはずっと同じ学校・同じクラスで育ってきた幼馴染の関係。星海学園でも3人で一緒に1年A組に所属している。
性格は単純で明朗快活。その上、自分の欲望に正直。
欠点は自分の欲望に正直過ぎる事で、状況によっては簡単に星至たちを裏切る信用ならない男。このため真面目な恋歌とは極めて仲が悪い。
品質が悪く、親友や幼馴染としては三流以下ともっぱらの評判。
しかしどこか憎めない所があり、不思議と周囲に嫌われたりはしていない。『純友君だから仕方ないよね』 というのが合言葉。
「それに生徒会との合コンは、全てに優先するのだ!! 目的の為になら、俺は悪魔に魂を五割引きで売る男だぁっ!!」
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牧島 春菜 (まきしま はるな) CV:冬宮メア
- 星海町町役場地域振興課に所属する公務員。天音の姉でもある。
性格はおっとりのんびりマイペース。しかし根っこの部分はやはり天音の姉で、面白がりで人の話を聞かない。
頭打ちになりつつある星海町の経済状況に心を痛めており、以前から解決策を探していた。
そんな時、彼女はヤルセナイザーと出会う。
それを運命の出会いだと勝手に確信し、妹同様に何やらごそごそと画策し始める。
「これよぉっ、これだわぁっ! 巨大ロボットの居る町、星海町! これならいけるわぁっ! 観光都市として売り出せるっ! この町に再び春がやってくるっ!」
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天ノ川 冴子 (あまのがわ さえこ) CV:芹園みや
- 星至の母親にして、星至とヤルセナイザーが戦う最初の敵。
夫の章至とは反対に、過激な性格をしている。
これでも昔と比べるといくらか丸くなったという噂。
のんびり者の夫と息子を抱え、現実路線で天ノ川家を支えている屋台骨。
「どうして星至はそうやっていつもいつも、なんでもかんでも拾ってくるのっ!! うちにはロボットなんて飼う余裕はありませんっ!!」
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天ノ川 章至 (あまのがわ しょうじ) CV:青島刃
- 星至の父親。星海学園都市に誘致された電子機器メーカーに努めるサラリーマン。
性格は星至とそっくりで、のんびり穏やか。
多少過激な所のある妻の冴子との関係は、星至と恋歌の関係とよく似ている。
そんな訳で章至としては恋歌を応援している。
「さぁ、昔の俺達にそっくりではあるんだがね」
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まりあちゃん CV:とまとあいこ
- 近所に住んでいる女の子。ジョンの飼い主でもある。
ジョンを通じて出会ったヤルセナイザーのことが大好きで、『ヤルちゃん』 という愛称で呼び、慕っている。
暇さえあればヤルセナイザーの所に遊びに出かけ、天真爛漫な笑顔を振り撒いている。
「タイ焼き♪ タイ焼き♪ おにいちゃんとヤルちゃんのタイ焼き♪」
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ジョン CV:J-一郎
- 近所に住んでいる柴犬。ヤルセナイザーと戦う敵その2。
日課で縄張りをパトロール中にヤルセナイザーと遭遇、交戦状態となる。
最終的にヤルセナイザーのことが気に入ったようで、飼い主のまりあちゃんと一緒にヤルセナイザーの所に姿を見せるのが新たな日課となる。
「わんっ! わんわんわんっ! わう?」
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ヤルセナイザー
- 本編第2の主人公。不慮の事故で地球へ落ちてきた人型の巨大ロボット。
彼には心が備わっており、特別な事情が無ければパイロットは必要ない。
性格は呑気でお人好し。性格が合うからか星至とは大の仲良し。
ヤルセナイザーは単独で調査の任務にあたっていたが、任務を終えて本星へ帰還する途中で隕石と衝突、地球へ墜落した。
その身体は異星人の科学技術の結晶で、人智の及ばぬ力を持っている。
しかし墜落のショックで身体の多くの部分が故障しており、現在は立って歩くぐらいの能力しかない。そして行き場を失い途方に暮れていたところを、星至に拾われる。
全長21.3メートル。重量53.4トン。日本の住宅事情からすると邪魔以外の何者でもなく、じっとしているだけでも素晴らしい障害物。
天ノ川家の暮らしを破綻させかねない驚異のスーパーロボット。
「………♪ ………♪ ………?」
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