主人公を巡る少女たちの熱い想いは……そして主人公の平凡な恋愛を願う儚い思いの行き先は――!?
『花と乙女に祝福を』 に続く、ensemble第3弾タイトルがついに登場!
武藤此史氏とじんべい氏が再びタッグを組み、原画には新たに、ねこねこソフトなどで活躍しているあんころもち氏を起用!
主人公はツンクールな幼なじみと破天荒お嬢様を筆頭に、先輩・同級生・後輩・妹・謎の少女たちにモテモテのナイスガイ。
ついには学園を挙げて “嫁投票” が行われることになった彼を巡って、ヒロインたちの壮絶なアピール合戦が始まるッ!?
学業・スポーツ共に優秀だが、同時に呆れるほどノリが軽い学生が集まることで有名な、私立星嵐学園(しりつせいらんがくえん)。
物語はそこに通う八坂直樹が、ひとりのトンデモお嬢様に出会ったことから始まる。
それは新学期が始まってから2日目の朝――。
直樹が妹たちと登校していると、いきなり目の前で事件が起こった。複数の男たちがドレス姿の女の子を無理やり車内に押し込む誘拐劇。
直樹たちはそれを見て、すぐに女の子を助けようとするが、誘拐○はみな屈○で、救出は失敗に終わりそうになる。
しかしその時、どこからともなく執事姿の男たちが現れて、瞬く間に誘拐○を撃退して女の子を助けてくれる。 救出が成功してホッと胸をなでおろす直樹たち。
だがその隣では、怒りの表情の女の子が、執事にロケットランチャーの発射を命じていた。
そして爆風――。 あまりに衝撃的な展開に目を丸くする直樹たち。
だが女の子はそれが当然とばかりに不敵に微笑むと、今度は直樹たちを助けてくれたお礼に家へと招待した。
当然、その誘いを断り全力で逃げる直樹たち。脇目もふらず学園まで逃げると、みんなで朝から大変なことに巻き込まれたなと笑いあった。
……しかし、物語はここで終わらなかった。
翌日、直樹が登校するとなぜか校門に人だかりができていた。 人だかりの中心にいるのは、昨日助けたドレス姿の美少女・龍堂寺凛と 許嫁の白川玲央奈。
激しく口喧嘩をするふたりを見て、嫌な予感がした直樹はすぐに引き返そうとするが、時すでに遅し。
口論の途中で直樹に気付いた凛がヤジ馬をかき分けて近づくと、いきなりキスをして宣言した。
「喜ぶがいい、今のキスは昨日のお礼だ。お前を私のムコにしてやるぞ!」
かくしてこの宣言が引き金となり、学園全体を巻き込む “嫁投票” がスタートする。
直樹をムコに迎えるのは果たして誰なのか!? 待ち受けるのは鬼か蛇か!? 凛の登場をきっかけに波乱の学園生活が幕を開ける!
「ちょ、ちょっと待て! どうしてオレの嫁を学園投票で決めるんだよ!?」
メーカー様よりマスターアップのお知らせをいただきました。
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白川 玲央奈 (しらかわ れおな) CV:小倉結衣
- 学年:2年A組 所属:星人会 会長
星嵐学園の経営者である理事長の孫であり、星人会の会長。
超がつくほどお堅く真面目な性格。 1年生の時から学園を取り仕切る星人会の会長を務めている。
ノリが軽い星嵐学園を “規律のある立派な学園” にしようと日々努力しており、自由奔放を好む学生たちからは口うるさい会長として煙たがられている。 逆に真面目な学生からの評判はとてもよい。
直樹とは、許嫁の関係にある。 しかし、当人たちはこれに反発しており、直樹と会うたびに公衆の面前だろうが常に不満をぶつけている。
でも本当は直樹が好きなので、許嫁を解消しようとは言わない。解消する話が出ると、とたんに弱気になって話をはぐらかそうとする。
そんな露骨な態度から、学生たちの間では 「会長は直樹の嫁」 と共通で認知されており、玲央奈も口では否定しながらも満足していた。
だが、凛が転校してきてからはその状況も一変。真っ直ぐすぎる凛のアプローチに対して、日々不安と焦りを募らせている。
「待ちなさい、龍堂寺凛! “それ”は一応私のムコよッ!」
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龍堂寺 凛 (りゅうどうじ りん) CV:北都南
- 学年:2年C組 所属:なし
日本有数の名家・龍堂寺家の当主。
超がつくほどのお嬢様なので、多少世間ズレしたところはあるが基本的に真面目で努力家。そして、奔放で天真爛漫な性格。
直樹に助けられた翌日に 「一目惚れした」 と言い、即座に婿入りを申し込む。
だが会ったばかりで結婚は無理だと断られたので 「ならば私を知れ」 と星嵐学園へと転校してくる。
学園では独特のお嬢様理論を振りかざしてやりたい放題。
直樹に迫り お弁当を無理矢理食べさせたり、なにかと玲央奈と対立したりなどして学園を賑やかす。
そのため、ノリの軽い学生たちから “面白い女の子” として受け入れられ、「直樹の嫁」 として圧倒的な支持を得ている。
○引ではあるが同時に曲がったことが大嫌いで、恋のライバルたちには正々堂々宣戦布告を行う。
だがそこがまた可愛いと評判で、ファンクラブまで作られる始末。
「遠慮も謙虚も必要ない。黙って私のムコになれ!」
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崇城 遥 (そうじょう はるか) CV:有栖川みや美
- 学年:2年C組 所属:星人会 副会長
直樹のクラスメイトで星人会の副会長。
身体能力が高く、スポーツ万能。 ノリが軽く、とにかく楽しいことが好き。
楽天的であけっぴろげな性格から友人が多く、学園のみんなから慕われている。
いろんな部へ助っ人として顔を出し、大会で優秀な成績を収めている。
ラフな性格や物言いに反して可愛いものが好きで、ゴスロリ服やらぬいぐるみをたくさん持っている。
可愛い女の子も好きで、直樹の妹の八坂ふみゅ子には目がない。
玲央奈とは1年の頃から友達関係にあり、玲央奈を通じて直樹と知り合う。
その縁から星人会に所属してはいるが、不真面目なのでいつも玲央奈に怒られている。
直樹とは悪友の関係。直樹が困っている姿を見るのが好きで、それを見て爆笑しては怒られる始末。
凛の登場によって学園が盛り上がったのを誰よりも喜んでいる。
「あははっ! それじゃあ私もムコ取りレースに参加しちゃおっかな♪」
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真壁 依子 (まかべ よりこ) CV:七原ことみ
- 学年:2年A組 所属:天文学部
直樹の所属する天文学部の部員。
幽霊部員ばかりの天文学部で、数少ないまともに活動している部員の一人。
美人で巨乳だが、恥ずかしがり屋で極度の人見知り。他人に話しかけられただけで逃げ出してしまう内気な女の子。
入学当初はその容姿やバストから男子の間で話題になっていたが、今では話題どころか存在すら知らない学生も多い。
依子を知っている学生たちからは 「星嵐学園のはぐれメ○ル」 と呼ばれるほどの存在。
同じ天文学部である直樹もほとんど話をしたことがなく、最近ようやく会話が成立するようになった。
しかし依子のほうは直樹を真面目な部長として慕っており、恋心に近い感情を抱いている。
「あ、あの、だったら私がお嫁さんに……あっ、いえ! な、何でもないです!」
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桐村 佑里恵 (きりむら ゆりえ) CV:柚木かなめ
- 学年:3年D組 所属:星人会 書記
玲央奈の従姉。
3年生で星人会の書記を務める、おっとりして落ちつきのあるお姉さん。
本来なら星人会を引退しているはずなのだが、なぜかいまだに現役で役員を務めている。
その理由は不明。聞いても誰も答えてくれないし、誰も知りたがらない。
同じ3年生から 「先輩」 と呼ばれていたり、先生たちから相談を受けたりする謎多き人物。
しかし、それ以上に頼りになる先輩として、学生のみならず先生たちからも多大な信頼を得ている。
学園の理事長とも非常に仲が良く、お茶飲み友達である。
直樹もそんな佑里恵を慕っており、悩みごとがあると相談してアドバイスをもらっている。
ただ、佑里恵とふたりで話をした後は、なぜか記憶が飛んでしまうことが多い。
「ようやく2人きりになれたね。直クン……」
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桂木 小鳥 (かつらぎ ことり) CV:姫川あいり
- 学年:1年B組 所属:天文学部
天文学部に所属する1年生。
天文学部・前部長の妹であり、部員確保のために数合わせとして入れられた可哀想な子。
兄の清人とは正反対の真面目な性格をしており、無理やり入れられた天文学部にも、せっかく入部したのだからと休むことなく出席している。
部長の直樹を兄以上に慕っていて、いつも 「先輩がお兄ちゃんだったらよかったのに」 と口にしている。
いきなり天文部に乗り込んできた凛のことを快く思っておらず、なにかにつけて凛と対立することになる。
「むう、そう言いながら先輩はいつも凛さんの味方じゃないですか!」
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【主人公】八坂 直樹 (やさか なおき)
- 学年:2年C組 所属:天文学部 部長
本作の主人公。天文学部の部長を務める。
趣味は星を見ることで、軽い天体マニア。
性格は真面目で優しく平凡だが、なぜか変わった子に好かれる特異体質の持ち主。
おかげで周りには暴走お嬢様やツンデレ許嫁などが集まり、彼女たちの対応に日々苦労している。
波風立たない平凡な学園生活を望んでいるが、周りがそっとしてくれない可哀想な男の子。
「ムコとか嫁とか、もういい加減にしてくれよ……」
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八坂 ふみゅ子 (やさか ふみゅこ) CV:遠見はるか
- 学年:1年B組
直樹の妹。
無口で無表情、たまに喋ってもズレた発言が多く、妹なのに謎の存在。
しかしその不思議さを補って余りあるほど可愛らしい外見をしており、どんなコワモテもふみゅ子を見たらメロメロになる。
特に遥はふみゅ子のことを猫かわいがりしており、ふみゅ子に会うと上機嫌になる。
母親曰く、無表情なので分かりづらいが、お兄ちゃんっ子のブラコン。
ふみゅ子という名前は生まれた時にふみゅふみゅして可愛いかったから付けられた。
変わった名前だが本人は気に入っているらしい。
両親が家を空けている八坂家の家事を担当している。
「お兄ちゃん……ごはん」
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桂木 清人 (かつらぎ きよと) CV:堀川忍
- 所属:天文学部名誉部長(?)
天文部の元部長で小鳥の兄。自称・天文部名誉部長。
とにかく盛り上がることが大好きなお祭り男。
関東生まれの関東育ちのくせに、なぜか関西弁で喋る。
イケメンで頭も良くスポーツ万能だが、性格にかなり問題がある。
天文学部の活動と称して夜中に学園の屋上でバーベキュー大会を行い、最後は打ち上げ花火をして近隣住人から通報されたダメ人間。
そんな騒ぎを起こしながらも、当事者の清人はまったく反省しておらず、たまに部室に現れては後輩をからかって帰っていく。
苦手なものがなく唯我独尊といった感じだが、唯一、佑里恵を前にすると大人しくなる。
警察沙汰になるような凄い弱みを握られているともっぱらの噂である。
「よっ、久しぶりやないか可愛い後輩諸君。名誉部長が来てやったで!」
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ラブレターの少女 CV:雪都さお梨
- いつも直樹にラブレターを渡そうとするが、なにかしらの邪魔が入り渡せない可哀想な子。
「あ、あのっ、八坂先輩これを読んで――きゃあ!」
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遠藤 康平 (えんどう こうへい) CV:葵海人
- 学年:2年C組 所属:サッカー部
サッカー部所属の、気の○い熱血キャラ。豪快で直情的な性格。
遠藤・雉村・戌井の “3バカ” の中でもムードメーカー的存在。
試合でゴールを決めた後、興奮して全裸になったことで玲央奈の怒りを買い、3ヵ月の部活停止を言い渡される。
その間にスタメンから外されたことで、玲央奈を恨むようになる。
しかし、実際は服を脱いでレッドカードをもらうアホを起用したくないという監督の意向による結果。
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雉村 篤史 (きじむら あつし) CV:八神大輔
- 学年:2年C組 所属:演劇部
演劇部所属で女好き。ナンパが趣味のトラブルメーカーでイケメンナルシスト。
遠藤とよく喧嘩をしているが、本当は仲がいい。
2股、3股と不健全な男女付き合いをしていたため玲央奈に目をつけられ、星人会から要注意人物の御触れを出されてしまう。
以来、女子に警戒されるようになり、簡単に付き合えなくなってしまったので玲央奈を逆恨みするようになる。
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戌井 優一 (いぬい ゆういち) CV:宮沢ゆあな
- 学年:2年C組 所属:美術部
美術部に所属しており、性格も真面目で優しく勉○家。可愛い顔をしている。
直樹と仲良くしていたところ、玲央奈から 「ホモっぽい」 と言われ、大激怒。
以来、本当にホモに狙われるようになり、玲央奈を恨むようになる。
それ以来、アンチ玲央奈の急先鋒として動いている。
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黒岩 進 (くろいわ すすむ) CV:山本兼平
- 所属:龍堂寺家の執事
龍堂寺家の執事。
クールで物静か、常識的な考えを持つ大人で恰幅のいいダンディなオジさん。
凛が生まれた頃から凛専属の執事として仕えていた。
唯一、凛に対して意見を言うことができる存在。
生身で走行中の車を止められるぐらい○靭な肉体を持っており、なぜか銃火器の扱いに詳しい。
「凛様、今はまだ準備不足のようです。ここは一度出直してはいかがでしょうか?」
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山之辺 蓉子 (やまのべ ようこ) CV:中井戸由希菜
- 所属:2年C組担任、星人会顧問
星人会の顧問をしている、直樹のクラスの担任。理系科目担当。
やる気がなく、いつもお酒を片手にふらふらしている。
自由奔放でいいかげんな星嵐学園の学生達から「この先生、よくクビにならないな」と心配されるほどのダメ人間。
星人会の顧問のくせに、学園で一番玲央奈に怒られている。
「ふー……今日は気分悪いから、自習な」
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白川 大作 (しらかわ だいさく) CV:多富満
- 所属:学園の理事長
学園の理事長にして、街の最大権力者。玲央奈の祖父。
高齢のため、常にプルプル震えており、耳が遠くて半分ボケている。
この爺さんが直樹と玲央奈を許嫁にすると決めたらしい。
たまに学園を徘徊して、学生たちに戦時中の話を繰り返しては熱くなるボケ老人。
玲央奈の顔を見るたびに早くひ孫の顔が見たいとせがむ。
「い、生きてるうちにひ孫の顔が見たいのう……玲央奈、直樹君の○○はいつ生まれるんじゃ?」
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