赦すことは、愛すること――
訪れてしまう死、過ぎてしまった過ちを後悔しても仕方がない。
それらを受け入れて生きること、人間らしく生きること。
舞台は鬼女伝説が語り継がれる古隠村。
のんびりとした田舎に生きる人たちは、みな明るい表情を見せる。
しかし、その明るい表情の下に、それぞれの深い因縁を背負い続けていた。
夢見がちな少女、真実を追い求める報道部部長、過去に囚われ続ける女、名前の無い女の子。
彼女たちが抱える問題は、やがて10年前の交通事故に収束される。
10年前、ズレてしまった運命の歪みは、彼女たちにどんな結末をもたらすのか?
平和な村に起こる不思議な物語たち。
二胡が奏でる旋律と共にお楽しみください。
メーカー様よりマスターアップのお知らせを頂きました。
|
死に近いところに現れる女の子 名無しの女の子 CV:青葉りんご
シナリオタイトル:『名無しの女の子』
死に近いところに現れる不思議な女の子、名前が無いので “名無しの女の子”。
死に近い者にしか見えない名無しの女の子は、時折死神呼ばわりされることもあった。
孤独の中で生きてきた彼女は、一人の少年との出会いにより “生きている理由” を探すようになる。
自分が何者なのか、自分が何のために生きているのか。
人々と触れ合うことによって、それが少しずつひも解かれていく。
「ゴシュジン、お腹すいた」
|
|
|
|
真実を求め続ける、猪突猛進少女 御手洗 芽衣 (みたらい めい) CV:葉月あおい
シナリオタイトル:『飛び出せ報道部』
真実を追い求めるために活動している報道部の部長。
猪突猛進で、己の直感を第一に信じている。
ポジティブシンキングな考えを持っており、常に面白そうなことを探し求めている。
芽衣は、ある出来事がきっかけで、村に古くから伝わる “鬼女・紅葉伝説” に疑問を持ち始める。
自分の直感を信じ、報道部部員の明智光彦たちを巻き込んで、伝説の真実に迫っていく。
「人を助けるのに理由なんてない!」
|
|
|
|
部長に巻き込まれ続ける、唯一の部員 明智 光彦 (あけち みつひこ)
シナリオタイトル:『飛び出せ報道部』
報道部の一部員として活動している少年。
何事に対しても冷静に対応しようと心掛けている。
それ故に、周りの人間はおろか、家族に対しても感情的な物言いは滅多にしない。
また、物事に対して達観して見ているので、場合によっては周囲を小バカにするような思考になってしまう場合も。
御手洗芽衣に半ば○○的に報道部に入れられ、彼女に振り回される日々を過ごしている。
「やれやれ……これでしばらく退屈せずに済むとでも思えば良いか」
|
|
|
|
過去を受け入れ、明日を信じる女 阿藤 遥 (あとう はるか) CV:nazuna米
シナリオタイトル:『親は子を、子は親を』
村の診療所で看護師として働いている女性。
明るく素直で、面倒見の良い性格をしている。
しかし、自身を襲う辛い過去を胸に秘めており、それが原因で実の父親を憎み続けている。
診療所の入院患者である “綾瀬高志” との出会いが、彼女の囚われ続ける過去に変化をもたらす。
「もうバカなんだから」
|
|
|
|
病院に入院している、自由奔放な青年 綾瀬 高志 (あやせ たかし)
シナリオタイトル:『親は子を、子は親を』
自分のペースを決して崩さず、入院患者でありながら自由奔放な行動をする。
時間があれば絵本創作をしたり、得意のギターを奏でたりして子どもたちを楽しませる。
身体に負担のかかる行動を起こしてしまうことがあり、看護師の遥によく怒られる。
「結婚しない? 僕たち」
|
|
|
|
依存し続ける、夢見る少女 蔵木 亜美 (くらき あみ) CV:篠崎エリカ
シナリオタイトル:『ヒマワリのオマジナイ』
携帯小説を書くのを趣味としている文学系少女。
自分の書いた小説の評価を常に気にしており、時間が空いたら感想のコメントを確認したがる。
学園生活では、クラスメイトとコミュニケーションを取るのを煩わしく感じており、友人と呼べる人間は一人もいない。
ただ、亜美の唯一の理解者である、とある大人の男性のことは信じ続けている。
願いをなんでも叶えてくれるというオマジナイと出会った夢見る少女は、変化に少しづつ飲まれていく。
「ふふ……。少し、優越感、かな」
|
|
|
|
万屋ひまわり堂の看板娘 白河 かなで (しらかわ かなで)
報道部たちが調べものをする際に訪れる、万屋 『ひまわり堂』 の看板娘。
視力を失っているとのことだが、そう感じさせない立ち振る舞いを周りに見せる。
人を見通すような雰囲気を持っているため、かなでに対してはみんな正直な態度を取る。
「いらっしゃいませ。今日も暑いですね」
|
|
|