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主人公 海堂 精治 (かいどう せいじ)
- “特別性奴創造計画”のために、裏社会を牛耳る権力者たちによって生み出された最凶最悪の車掌。
“欲・即・○” をポリシーとし、己の欲望──特に性欲には忠実だが、目的を実現させるためには自らを律する計画的な面も併せ持つ。
特急 『満潮』 での裏業務でその力を見せ付けた精治は、忠実な部下である高槻と共に組織を掌握しトップに君臨──
そして新特急 『松葉』 の開発完了と共に車掌へと就任し、両車両を兼任することに。
ただし精治が組織のトップであると知る者は少なく、身分を隠して裏業務を続ける彼の表面上の立場はあくまで車掌である。
秋の間、長期休暇で英気を養いつつ諸々の準備を済ませた精治は、新特急の車掌業務に着任するため、久々に欲望を滾らせながら仕事へと赴く。
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横堤 雪絵 (よこづつみ ゆきえ) CV:水純なな歩
- 北海道 『大自然牧場』 の娘で、引き締まった身体と豊満な巨乳を持つ美人。
農業大学に通いながら両親の手伝いをしている、明るく気さくな少しのんびり屋の女子大生。
あまり物事を深く考えず、細かいことは気にしない性格。
イタズラ好きな面もあり、意図せず男性をからかって勘違いを招くことも多いため “天然悪女” などと呼ばれてもいるが、本人はよくわかっていない。
お金の扱いに慣れていないせいか、やや金銭感覚に疎い部分があり、姫島小町に注意されることもしばしば。
秋田で農家を営む姫島家とは親戚関係にあり、従妹の小町とは昔から仲が良い。
小町がキャンペーンガールに決まった際、「一人では不安」 と相談を受け、付き添い兼実家の牧場の宣伝も兼ねて一緒に乗り込むことを決め、札幌から先に乗車する。
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姫島 小町 (ひめじま こまち) CV:藤沢美月
- 秋田で農家を営む姫島家の一人娘。
まだ歳若い女子学生ではあるが今時の若者のような派手さはなく、どちらかといえば古風な美少女。
物腰も柔らかく清楚な印象だが、芯の○さを感じさせる一面も持つ。
何事にも計画性を持つしっかりした性格で、周囲の人間からは “お堅い” “付き合いが悪い” とよく言われており、そんな自分を変えたいとも思っている。
地域活性化のため品種開発を重ね生み出された米 『ひめこまち』 のキャンペーンガールに選ばれ、日本全国で宣伝を行うため鉄道会社の許可を取って 『松葉』 に乗り込んでくる。
『ひめこまち』 という名前は小町本人の姓名から名付けられており、本人は恥ずかしがっているものの商品への愛情や秋田県民としての誇りはしっかり持っている。
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清水 茜 (しみず あかね) CV:このは
- 有名私立校である 『想真学園』 に通う女子学生。
礼儀正しく真面目で明るい少女だが、頑固で思い込みの激しい部分にいい意味でも悪い意味でも若さを感じさせる。
人当たりはいいが、己の能力を過信する傾向にあるのがたまに鼻に付くためか、友人は少なめ。
案外気の弱いところもあり、普段の自信満々な態度とは逆に一度苦手意識を持ったものに対しては、とことん弱腰になったり卑屈になったりへりくだってしまったりする一面も。
料理が得意で、学業の傍らで一流のシェフを目指して現在勉○を重ねており、卒業後は調理師の専門学校に入ってさらに本格的な料理人への道を歩む予定。
3年前に姉が友人と共に行方不明になっており、その存命を信じて 「帰ってきたら美味しい料理を作って食べさせたい」 と常々思っている。
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江坂 美幸 (えさか みゆき) CV:花南
- まだ歳若いながらも娘の理恵と共に移動メロンパン屋を営む優しげな風貌の美しい女性。
見た目とは裏腹に行動力があり、発言すべき時はしっかり発言するタイプだが、空気をよく読み機転も利く。
ただし結果的に空気を読み過ぎて、気が付けば状況に流されてしまっていることも多々あり、お人好しで困っている人間を放ってはおけない性格という点も状況を悪化させる一因になっている。
実際には娘の理恵とは血が繋がっておらず、若くして交通事故で亡くなった姉夫婦の忘れ形見を引き取り、本当の娘のように愛情を注ぎ育てている。
製菓衛生師の資格を持っているのみならず、一時パティシエの見習いとしてホテルで修行していた時期もある。
大きな店舗を任されることになった際、理恵のことを考えて断り、現在の移動メロンパン屋を開業した。
しかしどこか夢を捨て切れていない部分もある。
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江坂 理恵 (えさか りえ) CV:藤堂みさき
- 移動メロンパン屋を営む美幸の娘で、学園に通いながらその手伝いをしている。
事故で両親を亡くし美幸に引き取られたのがまだ幼い頃の出来事のため、理恵にとっては本当の両親の記憶はあるものの母親としての認識は美幸のほうが○い。
まだ全然若いにも関わらず警戒心の○い性格で、営業スマイルの裏には常に他人を観察しようとする鋭い視線が隠されており、相手次第では笑顔で平然とキツイ言動を漏らしたり弱みに付け込むことから、性格が悪いと思われがち。
これはお人好しですぐに他人を信用してしまう美幸を守ろうとする意思の表れであり、少々潔癖症な性格も影響している。
移動販売を手伝う日々を過ごしながらも、理恵のことを第一に考えようとする美幸に対して 「夢を諦めないで欲しい」 と思っている。
また人より少々敏感な味覚や嗅覚を持っており、将来的には料理評論家やフードコーディネーターといった職に就いて美幸の力になりたいと思い、密かに勉○している。
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服部 春香 (はっとり はるか) CV:椎名ヨオコ
- 包丁の街・堺で刃物工房 『宗次郎』 を営む包丁職人・服部正一郎(はっとりしょういちろう) の孫娘。
明るくさっぱりとした姉御肌気質で、面倒見もいいことから年齢性別を問わず人に好かれやすく、常に周囲には誰かがいることが多い。
しかし実際のところは常に他人の目を気にしてしまう神経質な性格で、孤独を好むというほどではないにせよ一人の時が一番落ち着くと思っている。
伝統工芸士の称号を持つ祖父に憧れているが、祖父自身は 「女が身につける技術ではない、跡を継ぐ必要もない」 と言って何も教えてもらえず、こっそり父親が紹介してくれた知り合いの職人の下で修行するべく 『松葉』 に乗車する。
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東三国 志弦 (ひがしみくに しづる) CV:野々村紗夜
- 四国で老舗割烹料理 『松庵(しょうあん)』 を営む板前・東三国隆三(ひがしみくに りゅうぞう) の一人娘。
幼少期よりあまり他人に関わることなく厳しい父の下で修行を積んでいるためか、人見知りが激しい上に褒められ慣れておらず、本当は嬉しいと感じる時も素直に喜びや感謝を表現できない性格。
“出来て当たり前” という意識を根底に植え付けられているため、つい戸惑ったり○がったりしてしまう。
そのせいで自他共に厳しい言動が多く、自然と友人も少なくなってしまっていて、店で手伝いをしている際も愛想が悪い。
父親は娘の態度を見て 「育て方を間違えた」 と後悔し、せめて営業中だけでも愛想が良くなるよう 「外の飲食店で修行してこい」 と志弦を旅に出したが、志弦自身は 「腕さえあればいい」 と考えていて修行の必要を感じていない。
厳しく息苦しい家庭事情の影響もあってか閉塞感に弱く、元々暑がりなこともあって普段から制服など着衣を着崩す性癖があり、クセ毛なこともあって不良と勘違いされることもある。
クセ毛であることは志弦も気にしている。
和食に関する腕前は確かで、出身が香川ということもあってうどんにもうるさい。
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浅香 多真紀 (あさか たまき) CV:藤森秋穂
- 博多の寿司屋 『蟹蔵(かにぞう)』 の娘で、五人兄弟の長女。
普段から男兄弟や友人に混じり走り回って遊んでいたためか、なにかと豪快。
幼少時に参加していた祭りの影響からか、いまだ密かにふんどしを着用している。
言葉遣いは男っぽくないもののあまり丁寧ではなく、時として失礼な言動を漏らして他人を不快にさせることも。
男前な性格に見えるが実際のところ、人前では見せないが少女っぽい趣味も持ち合わせている。
妹の少女漫画を熟読しており、将来は白馬の王子のような素敵な男性と出会い、結婚してふたりで 『蟹蔵』 を継ぐことを夢見ている。
思い込みの激しい一面もあり、それが夢見がちな内面と相乗効果を産んで少々行き過ぎた行動に出てしまうことも。
普段から店の切り盛りを手伝っていることもあり、寿司を握る腕前はなかなかのもので父親も認めるほど。
家族旅行中、父親と二人して乗る列車を間違え家族からはぐれてしまい、そのまま 『松葉』 で大阪へ向かうことに。
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今里 美樹 (いまざと みき) CV:伊藤硝子
- 『満潮』 に引き続き 『松葉』 でも精治の補佐を務める副車掌。
『松葉』 は最新鋭の車両でありながらも、長距離を長時間で運行する点は 『満潮』 と変わらず、数名の車掌と運転手が業務を分担する。
美樹もその中の一人だが、『満潮』 での業務を経て現在ではすっかり公私共に精治の女房役である。
均整の取れたスタイルと美貌の持ち主で、大抵のことは卒なくこなすきわめて優秀な女性。
精治の行う裏業務の助手にはだいぶ慣れたが、生真面目な性格のためもあってか、いまだに抵抗感を示すことも。
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蒲生 仁美 (がもう ひとみ) CV:中家志穂
- 美樹と同じく、『満潮』 に引き続き 『松葉』 でも車内販売員を務める女性。
精治の裏業務の助手その2。
車内販売員としてはなかなか板についてきたが、ドジッ娘属性と気の弱さは相変わらずである。
『松葉』 では車掌や運転手と同じく複数の車内販売員が搭乗することになっており、仁美はその中のチーフを務める。
リーダーとしては明らかに頼りないが、憎めないキャラのためか同僚からは慕われている。
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高槻 裕次郎 (たかつき ゆうじろう)
- 『満潮』 で知り合って以来、精治の忠実な部下として様々な局面で暗躍する食えない副車掌。
元々組織から精治の監査役として派遣されていたが、精治の人柄や秘めたる○い野望に魅せられ、己の人生をかけて組織を裏切り、精治がのし上がる手助けをした。
見た目は冴えないただの男だが、裏社会に君臨する重鎮たちを出し抜けるほどの独自のコミュニティを持つ経歴不詳の謎の元サラリーマン。
『松葉』 においても精治の補佐をするため、やはり身分を偽りただの副車掌として搭乗する。
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三浦 学 (みうら まなぶ)
- 精治の勤務する鉄道会社のオーナー。
他にも様々な顔を持ち、裏社会で最も恐れられる存在の一人。
かつて組織を形成していた裏社会の重鎮たちの中でも精治の野望にいち早く気づいていた切れ者で、精治が叛旗を翻した際は真っ先に味方に付いた。
どうやら小さい頃から成長を見てきた精治にある種の身内的感情を抱いているようであり、裏社会の面々が恐れる○面の彼も、精治を見る目だけはどこか優しげ。
味方になったのも単なる打算だけではないようである。
精治も信頼できる人物として、高槻と共に組織の管理と掌握を任せている。
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