角栄に花束を 4のレビュー一覧




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「Go Home Quickly」を叩きつけろ!
2021年07月24日 by 磯ロック さん
田中角栄にとってのメインストーリーである政治家時代が開幕し、宰相への道の始まりを描いた巻です。再度挑んだ国政選挙で当選を果たし、赤絨毯に足を踏み入れた角栄。
所属する党の重鎮でベテラン政治家の幣原喜重郎に見いだされ、彼の元で政治のイロハを学ぶことになる。
敗戦から復興を進めていた日本だったが、あらゆる権限をGHQに握られていて、それを打開する術が無い日々だった。
やがて、党トップの芦田が進めるGHQの意向を受けた炭鉱の国有化政策に角栄たちは反対の意思を示し離党する。
幣原に勧められて元総理である吉田茂を訪ねた角栄は、彼からある「目標」を告げられ…。
この巻から先に大和田先生が戦後政治を描いた「疾風の勇人」の主人公である池田勇人やその仲間も登場してきて、読んだことのある人ならニヤリとする展開になってきました。
「かりそめの自由」から解放され「自分たちで決められる独立した国」になる始まりが描かれ、ダイナミズムが感じられるストーリーが良く、今の政治にガッカリすることが多いだけにより面白いです。
シリアスとコミカルの緩急も上手くて、政治の話と堅苦しく考えることなく読めるので「疾風」と合わせて楽しめる一作です。
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