戦争は女の顔をしていない 3のレビュー一覧




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埋もれさせてはならない事実
2022年04月21日 by 磯ロック さん
第二次大戦の最中を生きた女性たちの取材を続ける著者。銃弾の飛び交う中でお産を助けた医官、母や大切な人々を奪った敵兵に対する怒りと憎しみを燃やしていたレジスタンス、重傷を負った味方と敵兵士を無我夢中で救助した衛生兵。
そして、彼女たちにとって戦争は「過去」ではなくまだ続いているという怯えを抱えていた…。
「戦争が今もどこかで続いている」という重い現実を突きつけられている今、ここに描かれていることを受け継ぎ、語り継いでいかなければならないと読んでいて感じました…。
命が次々と奪われていく惨い日々の中でも人として大切なものを守っていく人々もいることは救いであると同時に、戦後は偏見や侮蔑に晒され、過去の記憶に苦しみ続ける姿は言葉を失います。
「戦争は巻き込まれた人々のささやかな幸せや誇りを容赦なく奪い砕いていく」ことを多くの人々に知らしめてくれるこの作品は、誰もが絶対に読むべき一冊です。
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