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主人公 川倉 黎一(かわくら れいいち)
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本作の主人公。都会の大学に通う大学生。
○○のころ両親の仕事の都合で祖父に預けられ、一時期心珠町で暮らしていたことがあった。
祖父の死と遺言をきっかけに、現在は廃村となっている心珠町へと7年ぶりに足を踏み入れる。
祖父から受けた『約束を大切にするように』という教えを大事にしており、
たとえ口約束でも約束したことは可能な限り守ろうとする。
親しい友人からは「誠実だがとにかく損の多い性格」と呆れられることも。
閉ざされた異界と化した心珠町で、シンジュから陽渚たちを○して孕ませろと要求されるが、
自分たちを捕らえようとする力に抗い元の世界に戻るために行動していく。
「たとえどんな真実があったとしても、俺たちが心珠町で過ごした時間と思い出は消えたりしないよ」
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『オハコ様の巫女』を名乗る、陽渚と瓜二つの少女 シンジュ
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黎一が廃墟の心珠町で遭遇する、謎めいた○○。
髪と目の色を除いて陽渚とそっくりで、黎一のことを昔から知っているように振る舞う。
町に閉じ込められた黎一の前に現われ、陽渚たちとの子作りを要求してくるが……。
陰を感じる大人びた色香と、まるで心を読めるかのような言動で黎一を翻弄するが、
時折妙に幼い振る舞いを見せるなどアンバランスな所がある。
黎一に陽渚たちを○すよう非情に迫る一方で、彼女らに嫉妬するような矛盾した一面も。
「真実に意味なんてないわ。もう、誰もこの町からは出られないのだから」
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7年ぶりに再会した、妹のような幼馴染 御汐 陽渚(みしお はるな)
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黎一が廃墟の心珠町で再会する幼馴染の女の子。
町の人々が大きな信仰を寄せていた『御汐神社』の一人娘。
7年前の災害で父親を亡くし、母と共に町を離れていた。
自身の境遇に負けることなく、人の話をよく聞いて理解・共感する、素直で物怖じしない性格。
たびたび抜けた言動や無防備なところもあるが、頭の回転は速く、なかなか根性もある。
町で暮らしていた頃は、御汐神社の娘として大人からも子どもからも一歩引いた特別扱いをされていたが、
黎一が自分と友達になってくれたことで空気が変わったと感じており、黎一には感謝と親愛と、当時は淡い恋心も抱いていた。
7年ぶりの心珠町で再会した陽渚は、何故かシンジュとそっくりの容姿をしていて……?
「信じるよ。私の知ってる黎一くんは、約束を破ったりしないもん」
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廃墟の町で出会う、秘密多き少女 龍ヶ燈 やちよ(りゅうがとう やちよ)
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黎一が廃墟の心珠町で出会う、見知らぬ少女。
町の異変とともに黎一たちの前に現われ、自分たちが “幽世” という世界に囚われており、
元の世界に帰るには町の神である『オハコ様』を見つけなければいけないと告げる。
特別な家の出で、心珠町に来たのもその指示だと言うが……。
凜とした雰囲気と端的な物言いで、冷たく近寄りがたい印象を持たれがちだが、
行動の端々に真面目さや礼儀正しさ、情の深さが見て取れる。
「ここは “幽世” 。 “現世” と “常世” の狭間に生まれたどこでもない場所。私も、貴方たちも、この世界に誘われ囚われてしまったのです」
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7年ぶりに再会した、陽気で元気な幼馴染 新沼 鈴(にいぬま すず)
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黎一が廃墟の心珠町で再会する、もう一人の幼馴染。
陽渚のひとつ年下で、7年前の災害をきっかけに家族で町を離れ、
それ以降は黎一とも陽渚とも交流が絶えていた。
今も昔も変わることなく、明るく元気なムードメーカーで努力家。
異界と化した心珠町でも、不安に負けず持ち前のポジティブで黎一たちを元気づけてくれる。
社交的で友達も多く流行にも敏感な、いわゆる陽キャ系の女の子だが、
結構なお婆ちゃん子で昔の遊びや昔話に詳しい。
心珠町に暮らしていた当時は、他に子どもが少なかったこともあって黎一たちの後ろにくっついてよく遊んでいた。
偶然、陽渚が心珠町に渡ろうとしているところに出くわし同行を申し出たらしいが……?
「んん〜! なんだか昔に戻ったみたいで嬉しい!」
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黎一の同期で悪友な女子大生 都築 七々瀬(つづき ななせ)
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黎一と同じ大学に通う女子大生。
所属しているゼミも同じで、黎一にとって現在最も付き合いの濃い異性の友人。
ノリ良く気さくで聡明な、友人として付き合いやすい性格。
ただ、強い知的好奇心から時々無遠慮な言動があるのと、親しい友人をからかうのが好きという悪癖を持ち、
現状、黎一を除く特定の人間と仲良くしている様子はない。
黎一は「友人として尊敬しているし美人だとは思うが、中身を知るほどクセの強い女」と評している。
心珠町に行くと言って連絡を絶った黎一を不審に思い、
自らも町に足を運んだことから異常に巻き込まれてしまう。
「そこに箱があれば、開いて中を確かめたくなるのが人情というものよ」
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