その病は再生する――。
Innocent Greyが送り出すミステリィAVG第3弾となる本作は、緻密に描写された美麗なビジュアル、人間関係が複雑に絡み合う重厚でドラマティックなストーリー、まにょっ(Little Wing)氏が手掛ける作品にシンクロしたBGM、エロだけではなく作品全体を含めアダルト(大人)向けな本格派ミステリィ作品といった、前二作
『カルタグラ』・
『PP -ピアニッシモ-』で好評だった要素を突き詰め大幅強化された、サイコミステリィAVG!
さらに本作では、プレイヤー自らが捜査・推理を行い、事件を解決する「Detectiveシステム」を新たに採用!ただストーリーを読み進めるだけでは得られない緊張感・達成感が味わえるぞ!
※再販決定!
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『カルタグラ〜ツキ狂イノ病〜 廉価版』
原点回帰!古き良き時代のアドベンチャーゲームを!
『殻ノ少女』は現在ほとんど見られなくなった一世代前の推理AVGシステムを採用。コマンド総当り等の作業的な要素を排除し、テンポ良く事件を追求することが出来る。
更に、複雑に絡み合ったストーリー内にちりばめられた、いわゆる“見せ場”ではプレイヤーが捜査・推理し、自ら事件を解決に導くことが目的となる。
●4つのゲームパートの調和によるDetectiveシステム
「Detectiveシステム」は大きく分けて「基本パート」「探索パート」「捜査パート」「推理パート」の4つのパートで成り立っている。
それぞれのパートをストーリーに違和感なく組み込むことにより“ビジュアルノベル”ではなく“ゲーム”として昇華している。
・「基本パート」テキストと選択肢でシナリオを進めていくメインのパート。犯人やヒロイン視点も健在。
・「探索パート」主に登場人物との会話や、事件に関する情報を得ることができる夕方のみの移動パート。
・「捜査パート」事件現場等でプレイヤー自らが捜査を行い、現場検証をしたり証拠を探すためのパート。
・「推理パート」それぞれのパートで入手した証拠や情報を元にプレイヤーが自身で推理していくパート。
●より探偵らしさを求めた手帳システム
捜査で得られた事件に関する情報が随時記入されていく「手帳システム」。
情報の確認は勿論、手帳に集められた情報を元に「推理パート」が進行する極めて重要な要素となる。
手帳に記入される項目は「人物リスト」「証拠リスト」「捜査メモ」「地図」「相関図」の全5項目。
何時、何処で、何をしたのか。手帳に次々と書き込まれる手掛かりから見えてくる事件の真相。中には暴いたことで不幸をもたらす秘密も……?
物語の真実を知る覚悟はあるのか――
その覚悟がある者は一切の希望を捨てよ。
昭和三十一年、三月。敗戦から十年が過ぎ、在りし日の姿を取り戻しつつある街、東京。
私立探偵の時坂玲人は、井の頭公園にてひとりの少女から変わった依頼を受ける。
「捜して欲しいんだ。――私を。本当の、ね」
同時期、巷では奇妙な猟奇犯罪が多発していた。
少女ばかりが誘拐され、身体の一部と子宮を切除されて殺される。
警視庁捜査課の魚住夾三は、昔馴染みで元同僚の時坂に事件の調査を依頼する。
保谷町の端にある、私立櫻羽女学院。時坂の妹紫が通う此処で、女学生がふたり行方不明となっていた。
学院の教頭の佐伯時生は、紫の兄である時坂に行方の捜査を依頼する。
時坂は三つの依頼を同時に受けた。
佐伯の頼みを聞き入れる形で女学生の情報を探る為に櫻羽女学院へ教師として潜入する。
そこで――彼女と再会した。
朽木冬子。私を捜して欲しいと依頼した少女。彼女は鈴の転がるような声で、少年のような口調で言う。
「やあ――また逢ったね、探偵さん」
犠牲者は増えていく。
簡単に思われた女学生の捜査すら儘ならぬ事態。
行方不明者と身元不明の遺体との数が合わない。
そして新たな犠牲者に選ばれたのは――
終わらぬ惨劇の輪廻。新たな事件と共に訪れる、六年前の事件の謎とは――?
悲劇だらけの世界の殻を打ち破るのは、少女の微笑みなのかもしれない。
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時坂 玲人(ときさか れいじ)
- 職業 私立探偵
趣味 読書(特に歴史書)
本作の主人公で元刑事。とある事件で恋人を失い、辞職したという過去を持つ。
現在は新宿に探偵事務所を構え、主に殺人事件等凶悪犯罪の調査を受けている。
自宅は杉並区にあり妹の紫とふたりで暮らしているが、仕事を優先している為あまり帰宅しない。
本来は学者気質の為、仕事をしていないときは歴史書を読み漁る世界史マニアである。亡くなった両親が学者だった為、自宅の書庫には大量の蔵書がある。
櫻羽女学院の教頭の依頼により、世界史の特別講師として学院に潜入し、女学生行方不明事件の捜査を行う。
「良く考えれば解る事さ。 犯人がどう云う意図でこのような犯罪をしでかしたかのかは」
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時坂 紫(ときさか ゆかり) CV:かわしまりの
- 職業 櫻羽女学院 美術部所属
趣味 虫の観察・飼育
玲人の少し歳の離れた妹。兄は一切家事ができない為、自然と家事全般をこなすようになった。
陰日向から兄を支える健気な性格で、古式ゆかしい大和撫子タイプ。
玲人の探偵事務所も紫が定期的に掃除しており、玲人は様々な面で紫に頭が上がらない。
兄と同じく学者肌のところがあるが、その才は主に虫に対して発揮され、その分野に関してはかなりの知識を有している。
また、自室で様々な虫を飼育しているが偶にそれが逃げ出したり、何気なく食事に虫料理を出したりするなど油断ならない一面もある。
「私は兄さんの支えになれればそれでいいのです。 それだけでいいのです―――」
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朽木 冬子(くちき とうこ) CV:あじ秋刀魚
- 職業 櫻羽女学院 美術部員
趣味 写生・月夜の散歩
大人びてはいるが、大人でも少女でもない生き物。
外見は美少女だが、少年のような口調で話し、周囲からはやや浮いている。しかし本人は周囲の反応などどこ吹く風で自分のペースは崩さない。
現在の『自分と言う存在』に言い知れぬ違和感を覚えており、時坂に「本当の自分を捜して欲しい」と依頼する。
ミステリアスな雰囲気を漂わせているが「探偵を尾行するとどういう反応をするかな?」と思い立ち、本当に実行してしまうような一面も。
「捜して欲しいんだ。――私を。本当の、ね」
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水原 透子(みずはら とうこ) CV:吉田美海
- 職業 櫻羽女学院 美術部所属
趣味 絵本を描く
冬子の親友で、大抵一緒に行動している。
良家の息女が多く通う櫻羽女学院において、お世辞にも裕福とは云えない出自の透子は強い劣等感を抱いており、その為周囲の学生も、母も、自分すらも嫌悪している。
しかし、その様なことを全く気にせず、親友として接してくれる冬子は透子にとって正に理想であり、崇拝に近い感情を抱いている。
突然現れ急速に冬子と親しくなっていく時坂を快く思っておらず、出来るだけふたりを遠ざけたいと思っているようだ。
「冬子にはあまり関わらないで下さい……」
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四十宮 綴子(よそみや つづりこ) CV:日向葵
- 職業 櫻羽女学院 学生小説家
趣味 同人誌作り
非常に明るく活発。極端な言い方をすると煩いくらいの性格で紫とは正反対に見える。しかし逆に馬が合うらしく親友同士であるようだ。
文芸誌デビューしている現役学生作家。勿論学院には内緒で活動しており、いわゆるカストリ雑誌にも寄稿している。
時坂から「綴子(ツヅリコ)という名前は言い難い」と勝手に「トジ子」と渾名をつけられてしまう。
また、興奮したりすると博多弁が出るがこれは祖母の影響であり、本人は生まれも育ちも東京である。
上級生の月島織姫に心酔している模様。
「分野としては怪奇小説だよ。 ……ってトジ子って誰っ!?」
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マリス・ステラ CV:秋城柚月
- 職業 東京都美術館 学芸員
趣味 寝ること
金髪碧眼と言う見た目通りの西洋人とのハーフ。普段は短い言葉しか発しない。
学芸員としては優秀らしく、美術品の知識はかなりの物。
ミステリアスな雰囲気と、天然系を併せ持っている。
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月島 織姫(つきしま おりひめ) CV:かわしまりの
- 職業 櫻羽女学院 会長
趣味 読書
親が権力者で大富豪という筋金入りのお嬢様。
才色兼備なお姫様で下級生たちの憧れの的である。
生まれつき相手を平伏させるすべを身に着けている。
「先生は、地獄や天国――そう云ったものが存在していると思いますか?」
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朱崎 寧々(あかざき ねね) CV:葉村夏緒
- 職業 櫻羽女学院 養護教論
趣味 研究
白衣と眼鏡が似合う知的な美人。
何人かの学生との関係も噂されている。
生徒の健康診断を取り仕切っている為全学生の資料を管理している。
「悩める少女の相談にのってあげたいのよ」
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高城 秋五(たかしろ しゅうご) CV:機知通
- 職業 私立探偵
趣味 なし
上野で探偵業を営んでいる。『カルタグラ』主人公。
過去の出来事から立直り和菜と結婚。現在和菜は身重の為実家に帰っているので単身赴任状態である。
最愛の妻を心配させないよう、主に浮気調査や人探しの依頼を受け、あまり物騒な依頼は受けないようにしているようだ。
今作の主人公・時坂と魚住とは軍隊時代、刑事時代と同じ上司の元にいたので、必要があれば今でも協力し合うことがある。
「――それにしても懐かしいな。 お前とこう云う風に頭を使うのは」
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高城 和菜(たかしろ かずな) CV:秋城柚月
- 職業 女優(休業中)
趣味 和物
舞台女優。芸名は旧姓を使い“上月和菜”。今では結構名の知れた女優である。
様々な紆余曲折の末に秋五と結婚し、幸せな家庭を作り始めている。結婚してからは(比較的)落ち着き、歳相応に大人びたと言えなくもない。が、乳は相変わらず小さい。
現在は身重の為舞台を休業し神田にある実家に帰っているが、偶に秋五の世話をしに上野まで行っているようだ。
「いえっ、其処まで甘える訳にはいきませんからっ。 秋五さんに怒られて仕舞いますっ」
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日下 達彦(くさか たつひこ) CV:広野大地
- 職業 櫻羽女学院 教師
趣味 不明
櫻羽女学院に講師として入った時坂の同僚教師。
無機質な学生たちに戸惑う時坂に声を掛けてきた。
紫や冬子たちの担任。
「……幾ら身内とは云え、学内で声を掛けるのは感心しませんね」
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佐伯 時生(さえき ときお) CV:馬並硬太
- 職業 櫻羽女学院 教頭
趣味 絵を描く
櫻羽女学院教頭で美術部顧問。
時坂に行方不明の学生を探すよう捜査を依頼した人物。
「実は……これ以上の○○を出さない為にも、学院内部で調査をして頂きたいのですが……」
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朽木 靖匡(くちき やすただ) CV:馬並硬太
- 職業 朽木病院理学研究所所長
趣味 不明
冬子の祖父。
責任感が強く、己の信念に従って生きてきた。
他の病院では治療が困難な病気の研究を行っているらしい。
「所長の朽木靖匡だ。君の事は聞いている。 探偵――だそうだね」
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朽木 千鶴(くちき ちずる) CV:葉村夏緒
- 職業 専業主婦
趣味 不明
朽木靖匡の娘で冬子の母親。
もともと病弱な為かいつも大人しい。
「そうですか……では、今後とも冬子の事を宜しくお願い致します」
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朽木 文弥(くちき ふみや) CV:機知通
- 職業 朽木診療所の医師
趣味 不明
朽木靖匡の息子。千鶴の兄。穏やかで気さくな性格。争い事を嫌う平和主義者。
朽木家の長男で免疫学や内科学を学び父親の研究に貢献している。
「今日も冬子ちゃんがお世話になったそうで」
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村瀬 直己(むらせ なおき) CV:広野大地
- 職業 朽木病院理学研究所助手
趣味 不明
麻酔科専門医師。
探偵である時坂のことを快く思っておらず、顔を見かけただけで毒づいてくる。
「部外者の――しかも探偵如きにカルテをみせるなど言語道断だ」
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山ノ内 小春(やまのうち こはる) CV:香澄りょう
- 職業 朽木病院理学研究所産科医
趣味 不明
温和で面倒見がよく、時坂の捜査に可能な範囲で協力してくれる。
「あら、時坂先生……でよろしかったですよね?」
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西藤 環(さいとう たまき) CV:Back麗男
- 職業 朽木病院理学研究所カウンセラー
趣味 不明
精神科医の観点で時坂に様々なアドバイスをくれる。
「――人の精神など千差万別、表現の仕方は精神の数だけあるんですよ」
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魚住 夾三(うおずみ きょうぞう) CV:滝沢アツヤ
- 職業 刑事
趣味 釣り
現職の刑事で時坂や秋五とは同じ上司の下で働いていた。大柄かつ強面なため下手な犯罪者よりよほど迫力がある。
見た目通りの肉体派。頭脳労働は苦手と割り切り、自らは足を使った捜査と荒事担当として先陣を走る。
時坂とは学生時代からの付き合いがあり、現在も捜査協力を依頼するなど腐れ縁は切れていない。
互いに軽口を叩き合ってはいるが頭脳派と肉体派で相性はいいようだ。
「ご挨拶だな、テメェに頼まれたブツを持ってきたんだろうが」
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八木沼 了一(やぎぬま りょういち) CV:原田友貴
- 職業 警視
趣味 不明
数年前の「上野連続猟奇殺人事件(カルタグラ)」の生き証人であり、次期は異なるが時坂や秋五と同じく有島一磨の部下だった男。
今では異動・昇進して警察庁の警視になっている。
相変わらず口や態度は悪いが刑事としての腕は確か。何より悪運に恵まれている。
「期待していますよ、時坂先輩」
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葉月 杏子(はづき きょうこ) CV:柚木かなめ
- 職業 喫茶店 月世界オーナー
趣味 お菓子作り
吉祥寺駅に程近い場所にある喫茶店「月世界」の女性オーナー。未亡人で、店は亡くなった夫から受け継いだ。
時坂にとっては昔馴染みで、互いの過去を知り合う数少ない友人同士。腐れ縁と云ってもいい。
互いに大切な者を亡くした同士、良き相談相手として接している。死んだ時坂の恋人・由記子とは親友同士であった。
店には常連客が多く、刑事の魚住夾三や冬子等学生も良く訪れる。なかなか繁盛しているようだ。
近々知人の娘を住み込みの従業員として迎える予定。
「ちょっと待っててね。 杏子さんのスペシャルブレンドを淹れてあげるから」
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雨宮 初音(あまみや はつね) CV:雅姫乃
- 職業 喫茶店 月世界のウェイトレス
趣味 料理(勉強中)
以前は上野の娼館「雪白」で手伝いをしていた少女。
当時は秋五の世話係もしていて、その頃に文字等を教わった。秋五の悪口を言われるとムキになる。
数年前に上野で起きた事件や社会的な圧力もあり娼館は解体された。その際女将であった雨雀に養子として引き取られ、“雨宮”姓を名乗ることになった。
現在は自立を志し、月世界で働き始めた。
いつも一生懸命。
6年前に比べてだいぶ大人っぽくなった…はずである。
「あ、えっと、初音でいいです。 まだ慣れていなくて…」
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深山 由記子(みやま ゆきこ)
- 職業 ――
趣味 ――
時坂の恋人だった女性。
結婚の約束もしていたが、とある事件に巻き込まれ命を落としてしまう。
杏子とも親友同士だった。
「……ね、玲人から先に行ってよかったでしょ? ちゃんと結婚の約束が先に出来たんだから」
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夏目さん(なつめ―) CV:一色ヒカル
- 職業 監察医
趣味 解剖
夏目さん。それ以外の呼び方を許してくれない。
口を開ければかなり胡散臭い方言が飛び出し、見た目も性格も奇人に分類される人物。
だがその言動や人柄とは裏腹に監察医として警察に協力しており腕も確か。
時坂も刑事時代から付き合いがあり、捜査に必要な情報やアドバイスを提供してくれる。夏目さん自身も時坂を気に入っているようだ。
ただし、情報と引き換えにあるものを要求される為、時坂はよほどの事がないと夏目さんには近付かない。
「むっちゃ傷つくわぁ。ウチかて一所懸命なのに……」
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