累計5万本突破 感謝キャンペーンパッケージ発売!
『Dies irae 〜Acta est Fabula〜』 通常版と、『ルサルカ×ロートス ドラマCD』をセットにした期間限定生産。
ドラマCDのレーベルには、ウエディングドレスを纏ったルサルカのイラスト使用。
すでに 『Dies irae』 本編を持っている方は、
light公式HP のログインページ内でドラマをダウンロードできます。
(※ドラマの配布は10月の配布予定)
1945年、5月1日……ドイツ。陥落するベルリンにあって、ある儀式を行っている者たちがいた。
彼らにとって戦争に敗北することなど些事であり、むしろそれによって生じる夥しい犠牲者たちを、儀式の触媒として生贄に捧げようとしていた。
その試みが成功したのか失敗したのか、誰にも分からない。
彼らは終戦後、行方をくらまし、生きているのか死んでいるのか、そもそもそんな者たちが本当に存在したのか、やはり誰も分からないまま、噂だけが広がっていく。
聖槍十三騎士団――ナチスドイツの闇が生んだ超人たち。
彼らはいずれ戻ってくる。そのとき世界は破滅する。ゆえに、再来を許してはならない――と。
そして61年の歳月が流れた。彼らを知っている者たちは、その大半が死んでしまい、皆が彼らを忘れていた。
しかし――
2006年……日本。諏訪原市の学園に通う藤井蓮は、とある事件を境に親友・遊佐司狼と決裂し、殺し合いじみた喧嘩の果てに二ヶ月間の入院生活を余儀なくされていた。
季節は秋から冬に――クリスマスを間近に控えた12月。
半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。
失ったものは戻らない。ならせめて、今この手にあるものを大切に……と。
だが、それすらも崩れ去る。
夜毎見る断頭台の夢。人の首を狩る殺人犯。それを追う黒衣の“騎士”たち。常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。
その異常は二ヶ月前の比ではなく、今まで積み上げてきたすべてのものを粉砕する○○的なまでの非日常。
変わらなければ、生きられない。生き残らないと、戻れない。
加速度的に狂っていく世界の中、蓮は独り、日常と非日常の境界線を踏み越える。
何も大層なことを望んでいるわけじゃない。正義や大義を振りかざしたいわけでもない。
ただ、還りたいだけ。つまらない、退屈だけど平凡で暖かかったあの頃に。
悲壮な決意を期する胸に、司狼の声が木霊する。
この街に住んでいたら、遅かれ早かれどいつもこいつも気が狂う――と。
聖槍十三騎士団との戦い。狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き。
その果てに、蓮はいったい何を見るのか。
|
【主人公】 藤井 蓮 (ふじい れん)
- 身長:176cm 体重:62kg
やや社交性に欠ける一匹狼気質の主人公。
年齢の割には達観した感があるが、女性然とした柔らかい顔立ちがコンプレックスになっているため、容姿を褒められると不機嫌になる。
禁句に触れさえしなければ人当たりはいいのだが、ごくわずかな友人を除いて学園では一線引かれているのが現状。
加え、二ヶ月前に遊佐司狼と限度を超えた喧嘩を行い、共に病院送りとなった事実がより一層彼の悪評に拍車をかけている。
「なくしても戻ってくるということは、つまり価値がないって事だろう」
|
|
|
日常の象徴。剣道部所属。 綾瀬 香純 (あやせ かすみ) CV:佐本二厘
- 身長:161cm スリーサイズ:B86/ W60/ H85
女子剣道部部長。勝気かつ男前で、蓮とは互いに振り回したり振り回されたりする関係。
悪い意味で有名な蓮とは違い、明るく人当たりのいい性格と、全国クラスの剣腕を持つことからプラスの知名度を獲得している。
基本的に大雑把なキャラクターだが、蓮に対しては心配性で世話好きな一面も。
よくお姉さんぶろうとするが、それはあまり似合っていない。
「あんたがそういう顔をしてるときは、何かあたしに隠してるとき」
|
|
|
呪われたフランス人。非日常への誘い手。 マリィ CV:榊原ゆい
- 身長:160cm スリーサイズ:B88/ W60/ H89
蓮の夢に現れる謎の少女。日本人でないのは確かだが、その素性や本名は一切不明。
そもそも実在するのかどうかも疑わしい。
天使のような無垢な笑顔で、忌まわしいリフレインを口ずさむ黄昏の少女。
首に走る斬首痕は、ギロチンによるものか。
「あなたを憎み、愛します」
|
|
|
日独クォーター。教会在住。 氷室 玲愛 (ひむろ れあ) CV:雛見風香
- 身長:155cm スリーサイズ:B82/ W56/ H81
香純と学園の人気を二分する先輩。だが正統派の香純に対して彼女の人気はマニアックなものであり、周囲に距離をおかれているという点では蓮に近い。
ドイツ系クォーターの整った容姿は表情に乏しく、物腰もクールかつ超然。
とはいえ、冷たい性格というわけではない。
どちらかと言えば天然であり、変人の部類に入る。ちなみに、家は教会。
「神様は性格悪いね。今度一発、私がキミの代わりに殴っておくよ」
|
|
|
退学した元親友。 遊佐 司狼 (ゆさ しろう) CV:ルネッサンス山田
- 身長:177cm 体重:65kg
蓮の幼なじみであり、彼にとって親友だった少年。
およそあらゆる分野の物事を高レベルでこなせる天才だが、それゆえに日々は退屈だったと思われる。
享楽を求め、暴走し、とある事件を起こしてから蓮と決裂。
殺し合いじみた喧嘩の果てに彼は学園を去り、以降その行方は杳として知れない。
「女の陰でバトルの解説なんかをしてる男は、死んでいいだろ」
|
|
|
司狼の仲間。 本城 恵梨依 (ほんじょう えりい) CV:皆美伊吹
- 身長:166cm スリーサイズ:B84/ W59/ H85
エリーと呼ばれる。司狼が退学後に出会い、以降共に行動している少女。
博識で頭の回転も速く、文武に優れた才媛だが、破滅思考の持ち主なのでタチが悪いこと甚だしい。
彼女にとっての喜びとは、司狼と刹那的な興奮を共有することのみである。
たとえその先は破滅しかないと分かっていても、一切頓着していない。
「十字架に祈るのって、ギロチンや電気椅子に祈るような変態行為だとあたしは思うよ」
|
|
|
聖槍十三騎士団。黒円卓第一位 “愛すべからざる光(メフィスト・フェレス)” ラインハルト・ハイドリヒ CV:トム・クノレーズ
- 身長:―― 体重:――
聖槍十三騎士団首領。
もともとはナチスドイツの高官だったが、あまりにも有能すぎたため危険視されるようになる。
後、彼は自身が暗殺されたと見せかけて闇に潜り、メリクリウスと共に騎士団を結成。
配下の団員達を戦争の裏で暗躍させ、敵といわず味方といわず滅ぼし続け、壊し続ける。
彼の破壊工作はベルリン陥落時に頂点を迎えるが、その後は直属の部下3名と共に消息を絶ち、現在に至るも行方不明。
「―― 卿ら、私を失望させるな」
|
|
|
聖槍十三騎士団。黒円卓第二位 “死を喰らう者(トバルカイン)” トバルカイン
- 身長:210cm 体重:125kg
動く死体。意思のない殺人マシーン。
幹部を除く8人の中では最強クラスの強さを誇るが、単体で機能することが出来ず、使役される道具のような存在。
聖遺物に喰われた人間の末路であり、彼の中に魂と呼べるものは一欠片も存在しない。
肉体が完全破壊されるまで動き続けるモンスター。
「…………」
|
|
|
聖槍十三騎士団。黒円卓第三位 “神を運ぶ者(クリストファ・ローエングリーン)” ヴァレリア・トリファ CV:青島刃
- 身長:192cm 体重:77kg
幹部不在の現騎士団において最高指揮権を持つ司令官であり、彼らが起こそうとしている儀式の祭祀を司る聖職者。
聖戦に従軍する司祭のような存在のため、慈愛の使徒ではなく狂信の徒である。
穏やかな笑みの下で冷酷非情な策を練り、配下の団員達を指揮、煽動する。
「あらゆる悪も、あらゆる罪も、あらゆる鎖も我らを縛れず、あらゆる禁忌に意味はない」
|
|
|
聖槍十三騎士団。黒円卓第四位 “串刺し公(カズィクル・ベイ)” ヴィルヘルム・エーレンブルグ CV:杉崎和哉
- 身長:182cm 体重:73kg
犯罪者あがりの経歴を持ち、悪名高きオスカー・ディルレワンガー隊、第38SS所属武装擲弾兵師団のもと中尉。
近親相姦から生まれた畜生児のためかアルビノであり、日光をはじめとする光を忌む。
反面、夜間になるとすべての感覚器官が増幅される吸血鬼のような体質の持ち主。
本人もそれをアイデンティティにしているようで、称号からも分かるように吸血鬼じみた属性を好んでいる。
「名乗れよガキ、戦の作法も知らねえか」
|
|
|
聖槍十三騎士団。黒円卓第五位 “獅子心剣(レオンハルト・アウグスト)” 櫻井 螢 (さくらい けい) CV:かわしまりの
- 身長:168cm スリーサイズ:B83/ W58/ H82
大戦中に同盟国として、とある縁によりナチスに関わった一族の末裔。
11年前、ある団員の死亡により欠番が生まれ、彼女がその穴を埋めるために入団した。
なお、見た目どおりの年齢のため、幹部5人との面識はない。
「泣いて祈れば起きるような奇跡なんか、私はいらない」
|
|
|
聖槍十三騎士団。黒円卓第六位 “太陽の御子(ゾーネンキント) ” イザーク CV:雛見風香
- 身長:141cm 体重:30kg
初代ゾーネンキント。
45年にベルリンを生贄にして、“城” と呼ばれるラインハルトの創造位階を永久展開させる法を施す。
その二十年後に死亡するが、彼の魂は “城” の心臓として文字通りの人柱となった。
彼が存在する限りラインハルトは打倒できず、ラインハルトがいる限り彼は永劫に解放されない。
リザの息子だが、父親は不明。
他人を害する悪意や戦力といったものを持たないが、“城” そのものであるため、もっとも危険と言って構わない。
「父様……」
|
|
|
聖槍十三騎士団幹部。黒円卓第七位 “鋼鉄の腕(ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン)” ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン CV:左高蹴
- 身長:186cm 体重:――
武装親衛隊第一師団、アドルフ・ヒトラー親衛連隊にかつて所属。
団内には公的に死んだとされている者も複数いるが、彼は本当に一度死んだことがあるらしく、ゆえに亡霊、呪われた者として同胞からも畏怖されている。
なお、死を経験した際に本名を失っており、ベルリッヒンゲンというのはあくまでも称号。
近しい者数人からは“マキナ”と呼ばれているが、それも名ではないらしい。
現在、ベルリン陥落時より行方不明
「双方退け。ここでこれ以上の流血に意味はない」
|
|
|
聖槍十三騎士団。黒円卓第八位 “魔女の鉄槌(マレウス・マレフィカルム)” ルサルカ・シュヴェーゲリン CV:木村あやか
- 身長:146cm スリーサイズ:B75/ W50/ H72
ドイツ古代遺産継承局、通称アーネンエルベの初期メンバーであり、騎士団加入以前から魔道を踏み込んでいた生粋の魔女。
外見は少女だが、実年齢は団員の中でも年長者に属する。
そのため、根は狡猾で老獪であるにも拘わらず、表向きは可愛らしい態度で擬態しているという、人としてタチが悪すぎる性格。
○○好きであり、度外れた気分屋。武闘派ではないものの、残忍さはヴィルヘルムといい勝負。
「あまり甘く見てると、食べちゃうからね」
|
|
|
聖槍十三騎士団幹部。黒円卓第九位 “魔操砲兵(ザミエル・ツェンタウア)” エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ CV:谷口ケイ
- 身長:180cm スリーサイズ:B87/ W64/ H85
武装親衛隊第二師団、ダス・ライヒの大隊長。軍人貴族の出でエリートコースを歩んでいたが、騎士団首領と関わり魔道に傾倒。
彼の暗殺事件と共に闇に潜り、騎士団結成に尽力する。
厳格かつ苛烈な性格は正統派軍人のそれであり、思想と行動にいわゆる遊びが存在しない。
ゆえに彼女が動いたとき、半端な結末はありえないと言っていいだろう。
現在、ベルリン陥落時より行方不明。
「これは衛生上の問題だ。貴様らは臭い。生かしてはおけない」
|
|
|
聖槍十三騎士団。黒円卓第十位 “紅蜘蛛(ロート・シュピーネ)” シュピーネ CV:三川春人
- 身長:179cm 体重:60kg
各地の収容所(ゲットー)や絶滅施設で、人体実験を繰り返していた狂科学者。
終戦後はナチス軍人の逃亡機関に属し、団内ではもっとも表の世界に通じている。
そのため、現在は諜報活動を専門とし、螢やヴィルヘルムのような戦闘部隊には加わらない。
戦いよりも、弱者をいたぶり殺すほうが趣味に合っているらしい。
「人殺しということなら、あなたも同じ穴のムジナでしょう。」
|
|
|
聖槍十三騎士団。黒円卓第十一位 “大淫婦(バビロン・マグダレーナ)” リザ・ブレンナー CV:彩世ゆう
- 身長:174cm スリーサイズ:B93/ W60/ H91
トリファとはかなり古い馴染みで、団では彼の補佐役という立場。
人格破綻者揃いの騎士団内では比較的良識のある人間で、まともな部類に入る。
ただし、バビロンの称号から分かるように凶悪な存在を生み出す特性があるため、彼女自身よりもそれに付属するモノは剣呑。
聖槍十三騎士団を敵にした場合、ある意味でもっとも先に潰さなくてはならない相手。
「偽善者には偽善者なりの筋があるのよ」
|
|
|
聖槍十三騎士団幹部。黒円卓第十二位 “悪名高き狼(フローズヴィトニル)” ウォルフガング・シュライバー CV:日椰たぬき
- 身長:158cm 体重:50kg
武装親衛隊第三師団、髑髏の大隊長。兼、東部戦線遊撃部隊、アインザッツグルッペンの特別行動部隊長。
主義も主張も信念もない殺人狂で、制御不能な凶暴さゆえに粛清されかかるが、騎士団に拾われて生き延びる。
性格にかなり問題はあるものの、こと殺しに関しては異常なまでに優れているため、実力至上主義の騎士団内では不動の地位。
現在、ベルリン陥落時より行方不明。
「泣き叫べ劣等。今夜ここに神はいない」
|
|
|
聖槍十三騎士団副首領。黒円卓第十三位 “水銀の王(メリクリウス)” メルクリウス CV:先割れスプーン
- 身長:―― 体重:――
黒円卓とエイヴィヒカイトを創りあげた脅威の魔術師であり錬金術師。
元々はエリート将校のオカルト遊びだった騎士団を、裏で魔人の軍団に作り変えた張本人である。
超越者として団に君臨する首領とは、唯一同格であり親友同士。
すべての団員の師であり父と言える存在だが、首領以外の11人には忌避され、憎悪されているタブー。
その正体は一切不明であり、現在も61年前から行方不明。
「では、今宵の恐怖劇(グランギニョル)をはじめよう」
|
|
|
櫻井 戒 (さくらい かい) CV:石川ゆうすけ
- 身長:187cm 体重:78kg
螢の実兄。
争いを好まない物静かな性格だったが、代々黒円卓に縛られていた一族の業を自分の代で終わらせるために奮闘し、願い叶わず95年に命を落とす。
螢にとっては最愛の兄であり、何を犠牲にしても取り戻したい存在だが、今現在の彼女を見て、彼がどう思うかというのは愚問だろう。
ベアトリスとは懇意な間柄で、共に相手の立場的危うさを気に掛けていた。
「僕は、屑だ……」
|
|
|
ベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼン CV:かわしまりの
- 身長:159cm 体重:46kg
聖槍十三騎士団第五位。
螢の前任者であり、エレオノーレ直属の部下。
戦乙女と称えられた独ソ戦の英雄だが、本人は飾り気のない気安い性分の女性だった。
そうした陽性の気質は、各々が陰惨な業やトラウマを抱えている団員達の中で異質以外の何ものでもない。
実際に、彼女一人だけが黒円卓双首領に魂を売っておらず、本来水が合わないはずの立場に甘んじていたのはある目的のためだったが、それが災いして95年に命を落とす。
彼女の死に何らかの影響を受けた者は多い。
「だって少佐、友達いないじゃないですか」
|
|