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主人公 双見 あやめ (ふたみ あやめ) CV:鈴田美夜子
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女学園である 『聖ソルイルナ学園』 の新入生だが、実は “男の子”。
自分を救い出してくれた羽音の屋敷で幼い頃から働いており、彼女に○い恩義を感じている。
“お嬢様” のためならいかなる苦労も厭わず、忠実に仕える使用人。
礼儀正しく、とても素直な性格をしている。
しかし、幼少の頃から武術の厳しい修練を積んでいるため、怒らせると怖い。
昔からよく女の子に間違われ、まだ幼かった羽音に度々女装させられていたが──
それが役に立つ日が来るとはまさか本人も思っていなかった。
女学園である聖ソルイルナ学園に性別を偽って入学したのも、羽音に幼い頃からの恩義を返すため。
それ以外にも、彼には他人に言えない秘密があるのだが……。
──彼には 『太陽の学園』 と 『月の学園』、どちらに入学する未来も待っている。
「お嬢様にいただいたご恩を、お返ししたい――」
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夕星 羽音 (ゆうづつ はねね) CV:青山ゆかり
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あやめが仕える夕星家の令嬢であり、あやめの恩人。身寄りのないあやめを屋敷に引き取った。
無表情で抑揚のない喋り方をするので誤解されがちだが、冷淡な性格ではない。
しかし彼女特有の直球・断言口調と、我が道を行くが故に他人の話を (あまり) 聞かない性格が後押しし、とかく “大物” の印象を作り上げている。
ただ、涼しい顔して耳年増のエロ大王。そのテの話には妙にテンションが上がる。
幼少の頃は、女の子みたいな外見のあやめを女装させて遊んでいた。
なのであやめの女装姿には特に違和感を覚えないが、その姿で女学園に入学を――ともなるとさすがに……と思われたが、「おお、そうか」 としか言わなかった。
「そういうこともあるだろう」 みたいな。やっぱり大物。
彼女には叶えたい願いがある。
そのため、聖ソルイルナ学園に入学──『月の学園』 の新入生となった。
「――私には、神を殺してでも叶えなければならない願いがあるんだ」
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夏日 ひかる (なつひ ひかる) CV:遠野そよぎ
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『太陽の学園』 における学生たちの憧れの的 『夜明けの令嬢』 の会長。三年生。
才色兼備なその立ち居振る舞いは、常に学生たちから羨望の眼差しを集め、その模範として教師たちからの信頼も厚い。
温厚な性格であるが、自分にも他人にも 『太陽の学園』 の学生である節度を○く求めることから、彼女に目をかけられたい、彼女に嫌われまいとする緊張感が、常に彼女の周囲を取り巻いている。
自分の花冠(コロール) は持たない主義ながら “μ” に最も近しいと称えられ、まるで生まれながらにしてそうであったかのように祭り上げられている彼女だが──
その実は、天才肌ではなく努力の人。
本来の自分の弱さを隠すため、人前では常に余裕のある作り笑いを浮かべている苦労人。
本当は○情で、心を許す相手には○○っぽいわがままを言うなど、年頃の女の子らしい一面も持ち合わせている。
「――天使の翼の色は、いったい何色でしょうか?」
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双見 空 (ふたみ そら) CV:佐本二厘
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あやめの弟。でもホントは “妹”。 とある一件で男装して以来、引っ込みがつかなくなってしまって今に至るが、実は可愛い女の子。
しかし兄であるあやめはそのことを知らず、弟だと思い込んでいる。
『聖ソルイルナ学園』 に入学するために女装したあやめ―― 結果、兄妹で性別を偽る奇妙な “姉弟” が誕生。
明るく元気なムードメーカーだが、威勢がよくケンカっ早い性格をしている。
しかし、でこぴん一発でやられる最弱のヒロイン。
素直な態度には表さないが、とにかく兄のために一生懸命。兄のために笑い、泣き、怒る。
あやめとは逆に周囲に男性扱いされてしまうのだが、通称 『教会』 の見習い修道士(ノーヴィス) であった事からその立場を上手く使い、『教会』 が運営する 『聖ソルイルナ学園]』 に入学する兄についてきた。
これもやっぱり、兄のためなのだが……?
「別にそんなの、お、男兄弟なんだからさー。気にするこっちゃねえだろ」
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夏日 照 (なつひ みつ) CV:佐藤しずく
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『太陽の学園』 の新入生。会長であるひかるの妹。
一つのことを始めると一つの失敗と一つの騒動を生み出す、天下無双の無能ッ子。
しかも皆の憧れの的 “会長の夏日ひかる” の妹であるばかりに、相対的に彼女の評価は著しく低い。
学園における勉学は中の下程度だが、運動神経は抜群。特に球技を得意としている。
すぐにはわはわと慌てたり、褒められるとその気になったりと、まるで小動物のような印象で、コロコロと変わる表情が特徴。
相手の悪いところよりも良いところを見る性格で、人見知りをすることがなく、初対面の相手にも非常に積極的。
しかし、姉への○いコンプレックスから、同性にすぐ憧れを抱いてしまう一面も……。
「む、無能……また、無能って言われた……しかも初対面の人に……」
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ヴァルヴァーラ・ビクトロブナ・レーニナ CV:山本華
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愛称はアーリャ。ロシアからやって来た、高いIQを示す天才少女。
『太陽の学園』 の新入生だが、学園史上最高の成績で難関試験を突破し、入学式を終える前からすでに 『夜明けの令嬢』 へと抜擢されていた。
頭脳明晰だが他人には無関心そのもので、言動もどこか見下したかのような素振りを見せる。
コミュニケーションを取ることを好まないその姿勢が、集団において特異な存在である彼女をより孤立させていく。
ただ、口数が少ないように見えて、実はわりと説明好き。
またコンピュータいじりが得意で、趣味はガジェット集め。彼女の制服の下には幾つもの携帯端末が隠されている。
「説明が必要ですか。これはあなたと衝突し倒れた際、わたしが制服の下に身に着けていた物が落下した結果です。つまりこの惨状が、あなたと衝突した際に私が受けた衝撃を物語っている事になります」
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土御門 陽華 (つちみかど ようか) CV:松田理沙
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『太陽の学園』 の三年生で、『夜明けの令嬢』 の副会長。
ひかるとは学園に入学した時の寮のルームメイトで、それ以来の付き合い。
学園最大の花冠(コロール) を持ち、“μ” に最も近しいという意味ではひかるとライバル関係にある。
性格はおっとりでやや天然。
しかし、彼女を慕う女学生たちが夜な夜な彼女の部屋に呼び出されているという噂も……。
「双見さん、気兼ねなく遊びにいらしてね。あなたなら、皆さん歓迎するでしょうから」
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シスター・シスレー CV:一色ヒカル
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あやめたちのクラスを受け持つ、『太陽の学園』 の教師。
公私共々厳しいシスターとして恐れられており、女性とは思えぬ怪力を持ち合わせている。
冷徹なその立ち居振る舞いから、付いたあだ名は “鋼鉄の女”。
学園のルールに従わぬ学生にはその場で教育という名の制裁を与える。
慣れない新入生には恐れられる傾向にあるが、その美貌と、曲がらない教育理念に憧れる学生も数多い。
「わからなければ、わからないと言えばいい。教えて欲しければ、教えてくれと言えばいい。教育とは本来そういうものだ」
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十二次 憩 (じゅうにじ いこい) CV:さとうなずな
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『月の学園』 の御三華(レジメント) 『零(シュラーゲン)』 の後継者。三年生。
長い黒髪とすらっと伸びた脚が印象的で、どこか妖艶な雰囲気を醸し出している。
しかし、理知的で鋭利な印象を与えながら、数時間前に会ったばかりの相手を忘れたり、すべてに対して怠惰で億劫な態度を取ったりと、つかみどころのない性格をしている。
また細身で均整の取れたスタイルながら、食欲が旺盛……というレベルではなく、大食漢。
特にジャンクフードを好み、健康度外視な食生活を送っている。
あやめが大のお気に入りで、彼で遊ぶのが趣味 (玩具的意味合いで) の魔女のような人。
衰退した 『零(シュラーゲン)』 の最後の学生であり、学園の支配に乗り出した 『双鉗(ミリアーデ)』 の追撃から逃れるべく、逃亡生活を送っている。
そのため、学園中に魔術による仕掛けを施した隠れ処を持ち、隠れ住んでいる。
彼女の境遇に感じ入るものがあったあやめは、『零』 に所属することを望むが……。
「……だから言ってるじゃない。わたしなんかに関わらない方がいい……って」
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黒渦 つみれ (くろうず つみれ) CV:かわしまりの
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『月の学園』 の御三華(レジメント) 『蛇吾(ゲシュヴィント)』 の後継者。二年生。
二年生にして後継者となった実力者で、天才の名を欲しいままとする逸材。
そのためか 『蛇吾』 内ではアイドル的存在で、彼女の信者は数多い。
新入生にして御三華決定の六月を待たずに 「魔術を教えて欲しい」 と頼み込んだ羽音の師となる人物で、彼女の非凡な才能を早期に見抜き、興味を持った。
どこからどう見てもツンデレっぽい外見だが、実はまったくそんなことはなく、その性格はストイックで朴訥。
学者肌で研究に没頭するタイプ。
「皆さんも心しておいてください。μになるという事は、神を殺すという事だと」
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トロッケンハイト・フォン・メルクーア CV:井上ねねこ
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『月の学園』 の御三華(レジメント) 『双鉗(ミリアーデ)』 の後継者。三年生。
幼げで儚げな外見とは裏腹の冷酷で残忍な性格で、月の学園を支配しようとその魔手を伸ばしている女帝。
かつては身体的なハンデにも負けずに己を律する、自分に厳しく他人に優しい立派な人格者であやめの憧れの人だったが、再会した彼女は変わり果てていた。
「奴らはきっと、“悪い事をしている” などという意識を持っている。だから動揺する――“力こそが正義”。それがこの学園で唯一の真実だというのに」
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先生 CV:子太明
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羽音の父親であり、あやめの師でもある夕星家の当主。
あやめは困難に陥る度に彼の教えを思い返し、その困難を突破していく。
――彼の生き方に絶大な影響を与えている人物。
かつて自身の屋敷で “塾” を開催していた事があり、実の娘である羽音、そしてあやめ、また ひかる、照、憩、トロッケンハイトはそのメンバーである。
「――あやめ。その拳は、汝が正しいと思う事の為に使え」
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ホルバイン CV:富士爆発
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『聖ソルイルナ学園』 に派遣された、通称 『教会』 の皇法騎士を束ねる若き指導者。
“神の劒(つるぎ)” とまで呼ばれた不世出の人物で、その武才は他の追随を許さない。
信仰心にあふれ、苛烈にして厳格な態度で恐ろしく近付きづらい雰囲気を放っているが、実際は他者を思っての発言や行動であることが多い。
あやめ曰く、「誤解されやすい方」。
「――主を引き合いに出すのならば、貴様がそれに見合うだけの人間であると証明しろ」
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シーザー CV:佐治可簾
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夕星家に仕える執事。
若い頃は “完璧を超えた完璧” とさえ呼ばれた生粋の執事。
屋敷の主である羽音の父親に忠実に仕えながらも、その娘である羽音はもちろん、部下であるあやめや居候である空の面倒まで見る好々爺。
屋敷内において絶大な信頼を築き上げている。
「良い顔をなさる。このシーザー、できる限りお力になりましょう」
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