それは、記憶の物語
てぃーぐるの処女作は、『暁の護衛』シリーズ でお馴染みの衣笠彰梧氏&トモセシュンサク氏が手掛けるフューチャーストーリー。
舞台は、アンドロイドが人間と共に生活を繰り広げる未来都市。
物語は平等を掲げる穏やかな街と、一攫千金に憧れる豪奢な街、対照的な二つの都市の関わり合いから描かれていく。
一度はすべてに絶望した主人公が、謎に包まれた少女との出会いで掴むことになる未来とは……?
なお本作は、原画・シナリオの両名の過去作にも大きく関係しているということなので、従来のファンは要チェックだ!
これは遠い未来のストーリー。
主人公・島津秀隆は臨時教師として近くの女学園に通っていた。
将来に大きな希望を持つわけでもなく、生活のためにただ毎日を送る。
そんな日常の中、外交は大きく動きだそうとしていた。
新しく地区の開発を進める2つの街が、互いに場所をめぐり対立。
交渉の最中、主人公の住む街は劣勢を○いられ、開発地域を独占されそうになる。
恩人たっての願いもあり、地区開発の現場に参加することになった秀隆は、古びた施設の発見に至る。
そこには、長い歳月眠り続けていた一人の少女の姿があった。
この少女との出会いが、秀隆の運命を大きく左右することになる。
|
-
主人公 島津 秀隆 (しまづ ひでたか)
-
23歳。 普段から明るく軽い性格でスケベ。 お人よし。
学生時代は稀代の天才と呼ばれたほど、文武両道を極めた若者だった。
しかし “ある事件” に巻き込まれ、重度の精神病に侵されて以降、堕落の道を辿る。
またその後遺症により、感情が高ぶると幻覚を見てしまう。
将来の目標は “特務官” になることであったが、事件が原因で諦め、夢を捨てる。
臨時教師をしながら、時折精神科に通う日々を送っている。
「何でも出来ると思い込んでた。自分が天才だと自惚れていた。ほんと、ダッセェよなぁ」
|
|
|
|
-
??? CV:百瀬ぽこ
-
長い歳月冷凍カプセルで眠っていた、記憶を失った少女。
まだ幼いながらも、ずば抜けた運動神経、冷静な分析力を持つ。
仲良くなった人に対して、あだ名を付ける癖がある。
複雑な事情から多くの監視下に置かれることとなるが、本人は至ってマイペース。
島津家に居候としてやって来ることに。
「ひーくんって呼んでもいいですか。なんか、そう呼びたくなったんです」
|
|
|
|
-
島津 秋 (しまづ あき) CV:鮎川ひなた
-
現代では完治不可能とされる病に身体を蝕まれ続ける少女。 過度な運動は出来ない。
物静かなタイプだが、たまに周囲を驚かせるほどの毒舌を吐く。
兄である秀隆とお世辞にも仲が良好とは言えず、日常会話はあまりない。
自らの遠くない未来の死を感じつつ、それを受け入れている。
「私のことは放っておいてください。足手まといにしかならないから」
|
|
|
|
-
アクセラ CV:彩世ゆう
-
倉屋敷重工が開発した市販アンドロイド。
島津家の家事全般を担当して5年経つ。
秋が全幅の信頼を置いており、島津家になくてはならない存在。 物事を淡々とこなす。
誰よりも秀隆と秋のことを理解しており、大切に思っている。
「……お茶を入れました。冷めないうちにお召し上がりください」
|
|
|
|
-
水野 凛 (みずの りん) CV:端野愛華
-
今一番勢いのあるアイドルとして注目を浴びる美少女。 非常にサバサバした性格。
過去にアンドロイドの暴走で危険な目に遭ったことがあり、極度のアンドロイド嫌い。
幼い頃の危険な経験から、近くで接する者がアンドロイドかどうかを見抜く力がある。
不審な出来事に巻き込まれ、秀隆と出会うことになっていく。
「あんたって頼りになるのかならないのか、よくわかんないよね」
|
|
|
|
-
希望 (のぞみ) CV:森谷実園
-
隣街に住む女子学生。 前向きな性格の持ち主。
困ってる人を放っておけない。
自分がやり遂げると思ったら一直線で、それが災いすることも少なくない。
親公認の婚約者がおり、左手の○指に指輪をはめている。
「勝手なお節介って分かってるけどさ。放っておけないじゃない?」
|
|
|
|
-
秀隆の良き仲間、理解者となる存在 片桐 裕輔 (かたぎり ゆうすけ) CV:江戸川皆人
-
口数の少ない一匹狼で、昼間は食糧プラントで働いている。
他人に流されることを嫌う性格ゆえ、学生時代は喧嘩が絶えなかったが、今は落ち着いた物腰になっている。
非常に腕っ節が○く頭もキレるが、単独で行動することを好むためトラブルも多い。
秀隆と知り合うことで、互いになくてはならない存在へと変わっていく。
「オマエと出会わなければ、俺たちは一生、この腐った環境から抜け出せなかっただろうな……」
|
|
|
|
-
心に深い傷を持ちながらも、懸命に生きる少女 片桐 愛佳 (かたぎり あいか) CV:萌花ちょこ
-
裕輔の妹。 明るく活発で積極的なタイプの女の子で、秋の同級生。
同学年の間ではある “黒い噂” が広まっており、それが原因で同性の友達はゼロ。
異性にモテることもあり、定期的にボーイフレンドが変わっている。
臨時教師である秀隆とは面識があるが、ちょっと変わった先生ほどにしか思っていない。
「本当の自由なんてどこにもないんだね。どれだけ求めても、手に入らなかったもん」
|
|
|
|
-
明るく陽気なアンドロイド ユウキ CV:小池竹蔵
-
倉屋敷重工が作り出したアンドロイドの元祖。
タイプ01と呼ばれており、もっとも人間に近い存在。
自由に活動することを許されているため、普段は街を出歩き好き勝手やっている。
秀隆とは巨乳好きという点で意見が一致し、仲良くなる。
人と話すのが好きで、積極的に秀隆と関わりを持ち、周囲の人々にも認知されていく。
アンドロイドであることは一見して判らず、また非常に希少価値の高い存在であることは秀隆含め知られていない。
「和葉ちんには気をつけたほうがいいぜ? 相手が誰であっても、容赦しないからさ」
|
|
|
|
-
秀隆の元同級生 佐々野 円 (ささの まどか) CV:有栖川みや美
-
特務官の一人で、上層部からの評価も高い優秀な人物。
秀隆の同級生であり、学生時代ライバルとして互いに切磋琢磨、夢を語り合った。
誰よりも秀隆を尊敬し、信頼し、理解していたが、今では絶交状態となっている。
秀隆とは昔 恋人関係にあり、お互いに好き合っていた。
再び再会した秀隆の変貌に驚きと失望、そして悲しみを大きく感じることに。
「今のあなたを見てるのは辛い。一日も早く、特務官を辞めてくれることを願うわ」
|
|
|
|
-
精神科のお姉さん 杉村 佳奈美 (すぎむら かなみ) CV:韮井叶
-
秀隆の通う精神科の先生で、心に深く傷を負った彼に誰よりも親身になり接した。
優しくおっとりとした人物だが、突っ込みは激しく、秀隆のセクハラに対しても容赦しない。
街の代表である唐沢と付き合っていて、歳の差はあるが、愛し合っている。
「あらあらまぁまぁ。みたいな感じ?」
|
|
|
|
-
天才科学者にして、変わり者 倉屋敷 和葉 (くらやしき かずは) CV:雪都さお梨
-
倉屋敷重工社長。
非常に優秀な人物で自信家。 自分に関係のない話には無関心。
影の支配者の異名を持ち、その一言でありとあらゆる人間の首が飛ぶため、危険人物として扱われている。
ユウキ以外の存在を一切近付けず、年中研究所に篭っている。
「誰が苦しもうと、死のうと関係ない。でも、私に牙を向ける奴は全員殺してやる」
|
|
|
|
-
ホープタウンを代表する特務官 竹内 義人 (たけうち よしと) CV:秋月秀行
-
ホープタウンで長年特務官代表を務める男で、数々の功績を打ち立ててきた。
非常に野心家であるが、あまりそれを表に出すことはない。
唐沢と同期で、互いに信頼し合っている仲。
特務官たちのレベルが下がっていることを嘆いており、新人育成に○く取り組んでいる。
唐沢の推薦で特務官となった秀隆の存在に○い興味を抱くと共に、新しい力となってくれることを期待している。
「最近の若者にしては、と言うと失礼かも知れないが、見所はありそうだ。期待しているよ」
|
|
|
|
-
ホープタウンの代表を務める、心優しい人物 唐沢 浩二 (からさわ こうじ) CV:祭大!!
-
父の跡を継ぎ、街の代表となった男性。
秀隆を高く買っており、将来特務官になってくれることを夢見ていた。
仕事に真面目なだけでなく、街の人々からの信頼も厚い。
夢を諦め、すべてに絶望してしまった秀隆を見捨てることなく、今も影で支え続けている。
「君なら、今すぐでなくとも、近い将来必ず戦力になってくれるはずだ」
|
|
|
|
-
全てに恵まれた天才特務官 高坂 龍也 (こうさか りゅうや) CV:ほうでん亭ブリスケ
-
ドリームタウンの外交を任され、若輩ながら特務官最高の地位を持つ青年。
外交交渉で無敗を誇っていたホープタウンの竹内に土を付けさせた、たった一人の人物。
希望の婚約者で関係も良好だが、仲間のある女性に複雑な想いを抱いている。
秀隆や竹内と幾度となく交渉において戦うことになり、ふたりを苦しまる存在に。
その実力を過信しすぎることなく、謙虚な姿勢は仲間に信頼を置かれる。
「竹内氏らしくない戦術だ。ひょっとすると、裏で誰かが動いているのかも知れないね」
|
|
|
|
-
クイーンの秘書を務める美しき女性 マリア CV:木村あやか
-
ドリームタウンにおける最大の資産家で、クイーンと呼ばれる人物の妹。
姉を訪ねてやって来た秀隆と知り合い、その橋渡し役をすることに。
ドリームタウンの繁栄を誰よりも望む姉を全面に支持しており、そのためならどんなことでも行う冷酷な一面を持つ。
「ご健闘をお祈りさせていただきます。島津秀隆さん」
|
|