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名門女子校旅行 〜俺だけ男なんですが!?〜 |
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よく晴れた日の駅構内。 “ごきげんよう” と聞き慣れない挨拶がそこかしこで行われている。今日からカナリア女学園の修学旅行で、関東圏の文化を 3泊4日で見聞きするのだ。 教会・仏閣・アミューズメントパークなどを節操なく周る、楽しい学園行事。
そんな楽しいはずの旅行に、姉の代わりとして、女装して参加するハメになった主人公・麻布怜治。
いつバレるか分からない……嫌いなジェットコースターの時間待ちをしているような最低の気分で新幹線に乗り込んだ。だが、お嬢様たちは誰も怜治の女装には気が付かず、姉だと思って話しかけてくる。
そうなると現金なもので、女子だけの空間に気分が良くなる怜治。良い匂いに包まれ、耳に心地よい上品な話し声が聞こえてくる。
何とかなるかもしれないという余裕で軽く息を吐くと、ちょっと顔が緩んでしまった。
「……あなた、怜治君？」
怜治の前に生徒会長の神坂麻紀がやってきた。
姉の友人で何度か会ったことがあるが、温和な人だが規則には厳しい人だと聞いていた怜治。完全に詰んだ !?
お嬢様女子校に女装姿で一人混ざって修学旅行を過ごすことになる怜治。
常に女の子たちに囲まれる旅行はドキドキがいっぱい !?
マスターアップイラストを頂きました。
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